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雪渡りの表紙

雪渡り

原作: 雪渡り / 著者: 宮沢賢治

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約6分・20ページ

堅く凍った雪原で白狐の紺三郎と出会った四郎とかん子。狐小学校の幻燈会へ招かれた兄妹が、噂よりも目の前の友を信じる一夜を描く幻想童話です。

2026-09-03読切短編
全1話 雪渡り 2ページ
試し読み・2ページ

まずは1ページ試し読み

堅雪かんこ、凍み雪しんこ。

雪は鏡のように、どこまでも光っていました。

この読切は全20ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

雪が大理石より堅く凍った昼、四郎とかん子は、森から現れた白い子狐・紺三郎と歌を交わします。狐は人をだますという村の評判を聞いた紺三郎は、それは濡れ衣だとまっすぐに訴え、次の堅雪の月夜に開かれる狐小学校の幻燈会へ兄妹を招きます。鏡餅を手土産に青い月光の森へ入った二人を待つのは、白幕、足踏みの歌、人間と狐の失敗を映す奇妙な幻燈、そして休憩に差し出される黍団子。兄妹は、目の前の友を信じるか、昔からの噂を信じるかという小さく大きな選択に向き合います。銀の雪、真珠の月、琥珀色の投影光を行き来しながら、言葉のリズムと子どもの勇気で異なる世界の距離がほどけていく幻想童話です。

時代背景

原作は雑誌『愛国婦人』の1921(大正10)年12月号と1922(大正11)年1月号に掲載された、宮沢賢治の生前発表童話です。物語の場所と年代は明記されません。本漫画は初出期を視覚基準に、原文の雪沓、黍、柏、木の枝に掛けた白幕、幻燈を手がかりとして、1920年代初頭の北国農村を思わせる衣服と道具で視覚化しています。

テーマ

恐れと信頼友情動物との交流現実と幻想の境界

注目点

  • 白金の昼と群青の月夜を対照させ、堅雪の粒、氷柱、柏の赤茶、青い木影で原文の鉱物的な冬景色を追います。
  • 「堅雪かんこ、凍み雪しんこ」や「キックキックトントン」の反復を、足取り、コマの傾き、狐児童の群舞へ置き換えます。
  • 入場券、鏡餅、どんぐりの記章、黍団子を物の近景として反復し、噂と信頼の間で揺れる兄妹の選択を見せます。
  • 白い幕と琥珀色の投影光を使い、歌と足踏みを伴う原作の幻燈会を、観客も一緒に演じる小さな劇場として描きます。

主な登場人物

宮沢賢治が生前に雑誌「愛国婦人」へ発表した童話「雪渡り」の漫画版です。堅雪の上を歩く兄妹、四郎とかん子が、子狐の紺三郎に招かれて狐小学校の幻燈会へ向かいます。

四郎
兄。狐は人をだますという村の噂と、目の前の子狐とのあいだで考えます。
かん子
妹。兄と一緒に紺三郎と歌を交わし、幻燈会に出かけます。
紺三郎
白い子狐。狐が人をだますというのは濡れ衣だと訴え、兄妹を幻燈会に招きます。

『雪渡り』のよくある疑問

結末には触れていません

「堅雪かんこ、凍み雪しんこ」とは?

雪が堅く凍った日に子どもたちが口ずさむはやし言葉で、作品の中で繰り返されます。賢治らしい言葉のリズムが楽しめる場面です。

幻燈会では何が映される?

酒を飲んで失敗する人間や、わなや火で失敗する狐の姿など、人間と狐の双方のしくじりを映した幻燈が上映されます。

『雪渡り』の作者は誰?

宮沢賢治(1896〜1933年)です。

『雪渡り』はいつ発表された?

初出は「愛国婦人」1921(大正10)年12月号、1922(大正11)年1月号です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の20ページで、約6分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

兄妹は狐の団子を食べる?

狐の差し出す黍団子を、兄妹は狐を信じて食べます。狐の子どもたちはそれに感激し、「大人になっても、うそをつかず、人をそねまず」と誓って、狐の悪い評判をなくしてほしいと兄妹に願います。噂より目の前の友を信じる選択が、物語の中心です。

作者・宮沢賢治について

1896〜1933年

岩手県花巻出身の童話作家・詩人。農業指導にも力を注ぎ、故郷を理想郷「イーハトーブ」として描きました。多くの作品は没後に広く知られるようになりました。

主な作品:銀河鉄道の夜、注文の多い料理店、風の又三郎、雨ニモマケズ

宮沢賢治の漫画をすべて見る(12作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
雪渡り
著者名
宮沢賢治
底本
「注文の多い料理店」新潮文庫、新潮社
初出
「愛国婦人」1921(大正10)年12月号、1922(大正11)年1月号
入力者
土屋隆
校正者
田中敬三
著作権・利用条件
宮沢賢治(1933年没)の著作権保護期間が満了した作品について、青空文庫図書カード No.45679 の公開テキストをもとに底本・初出・入力校正情報を記録しています。
漫画化に使用した版
ユーザー添付の青空文庫版『雪渡り』(新字新仮名、図書カード No.45679、底本「注文の多い料理店」新潮文庫、新潮社、1997年5月10日17刷、入力・土屋隆、校正・田中敬三)を使用。
AI生成・編集方針
原文の昼と月夜の二部構成、歌の反復、狐をめぐる噂、幻燈会、黍団子を介した信頼の選択を保ちながら、地の文を短い台詞・字幕・視覚的な間へ再構成しました。全20ページの絵と文字を生成AIで同時に制作し、画像生成後の文字追加は行っていません。
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