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なめとこ山の熊の表紙

なめとこ山の熊

原作: なめとこ山の熊 / 著者: 宮沢賢治

無料で読む

約10分・32ページ

なめとこ山で熊撃ちを生業にする淵沢小十郎。熊との交感、生業の因果、命の赦しを描く宮沢賢治童話の32ページ漫画。

2026-09-02読切短編
全1話 なめとこ山の熊 2ページ
試し読み・2ページ

まずは1ページ試し読み

なめとこ山は大きな山だ。

大ていの日は、つめたい霧か雲を吸ったり吐いたりしている。

この読切は全32ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

霧と雲を吸い吐くなめとこ山で、淵沢小十郎は黄色い犬を連れ、熊撃ちを生業にしています。熊たちは彼を恐れるだけでなく、山を知り尽くした者として親しみさえ抱いています。小十郎も熊を憎んではいませんが、畑も山林も持たず、家族を養うために猟をやめられません。月夜の母子熊との出会い、町の荒物屋での屈辱、命の理由を問う一頭の熊との約束を通じて、狩る者と狩られる者の境が揺らいでいきます。青黒い森、四枚の銀貨、白い月輪、氷のような月を手がかりに、自然との交感、生業の因果、搾取、赦しを静かな緊張で読む文学漫画です。

時代背景

原作は生前未発表で、研究上は1934年7月刊『現代童話集』所収を初出とする説があります。青空文庫の使用底本は角川文庫・角川書店『風の又三郎』(1988年12月10日初版、入力・校正版1990年10月20日8版)。物語は花巻西方の実在地名・猟師伝承を背景にします。本漫画は成立期に近い1920年代頃の岩手山間部を想起させる衣服・猟具・木造家屋で視覚化しました。

テーマ

自然と人間搾取生と死動物との交流

注目点

  • 小十郎の巨大な手、熊の白い月輪、四枚の銀貨を反復し、命と生業が交換される構造を視覚化します。
  • 月光に雪のように輝くひきざくらと母子熊の会話を、狩猟場面と対照的な無言の余白で描きます。
  • 熊は人間の衣服を着せずツキノワグマの体つきを保ち、言葉を交わしても自然の他者であり続けるよう設計しました。
  • 青黒い森、煤けた町、氷白の冬山へ色調を移し、小十郎の強さと社会の中での弱さを並べます。

主な登場人物

宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」の漫画版です。熊撃ちを生業とする淵沢小十郎と、彼を恐れつつ親しみも抱く山の熊たちとの関係を描きます。

淵沢小十郎
黄色い犬を連れた熊撃ち。熊を憎んではいませんが、家族を養うために猟をやめられません。
黄色い犬
小十郎とともに山を歩く猟犬です。
母熊・子熊
月夜に小十郎が見かける熊の親子。その会話に、小十郎は銃を向けられずに立ち去ります。
荒物屋の旦那
町で熊の皮と胆を買いたたく商人。小十郎は頭を下げて取引するしかありません。

『なめとこ山の熊』のよくある疑問

結末には触れていません

小十郎はなぜ熊を撃ち続ける?

畑も山林も持たず、家族を養うには熊を撃つほかに生業がないからです。熊を殺すことへの痛みと、町で安く買いたたかれる屈辱が同時に描かれます。

なめとこ山は実在する?

岩手県花巻市の西方にある山の名とされ、作品は地元の地名や猟師の伝承を背景にしています。

『なめとこ山の熊』の作者は誰?

宮沢賢治(1896〜1933年)です。

『なめとこ山の熊』はいつ発表された?

初出は「現代童話集」1934年7月(研究上、初出とされる)です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の32ページで、約10分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

小十郎と熊の約束とは?

小十郎に撃たれそうになった熊が「二年待ってくれ」と頼み、二年後、約束どおり小十郎の家の前で死んでいます。やがて小十郎自身も山で熊に倒され、「熊ども、ゆるせよ」とつぶやきます。三日後の月夜、熊たちが小十郎の亡骸を囲んで祈るように座っている場面で物語は終わります。

作者・宮沢賢治について

1896〜1933年

岩手県花巻出身の童話作家・詩人。農業指導にも力を注ぎ、故郷を理想郷「イーハトーブ」として描きました。多くの作品は没後に広く知られるようになりました。

主な作品:銀河鉄道の夜、注文の多い料理店、風の又三郎、雨ニモマケズ

宮沢賢治の漫画をすべて見る(12作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
なめとこ山の熊
著者名
宮沢賢治
底本
「風の又三郎」角川文庫、角川書店
初出
「現代童話集」1934年7月(研究上、初出とされる)
入力者
土屋隆
校正者
noriko saito
著作権・利用条件
国立国会図書館の著者典拠で1933年没と確認できる宮沢賢治の著作権保護期間満了作品を、青空文庫公開テキストから翻案し、底本・入力校正情報を表示しています。
漫画化に使用した版
青空文庫版『なめとこ山の熊』(作品ID 1939、新字新仮名、入力:土屋隆、校正:noriko saito、底本『風の又三郎』角川文庫・角川書店、1988年12月10日初版・1990年10月20日8版)を漫画化。
AI生成・編集方針
青空文庫の本文をもとに、生成AIでネーム、人物設定、コマ、台詞、クレジットを含む縦読み漫画として再構成しています。
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