
雪渡り
宮沢賢治


かさかさ
かさかさ
鳥も獣も一疋も居やがらん。
早くタンタアーンとやって見たいねえ。
鹿の横っ腹に二三発、痛快だろうねえ。
この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
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結末に触れない紹介です
狩猟のため山へ入った二人の紳士は、案内人も犬も失い、空腹のまま西洋料理店「山猫軒」を見つけます。扉を開けるたびに新しい注文が現れますが、二人は自分たちに都合よく解釈して奥へ進みます。歓迎の言葉は本当に客へ向けられたものなのか。礼儀正しい文面が少しずつ脅しへ変わる、黒いユーモアの寓話です。
原作は大正から昭和初期に書かれた宮沢賢治の童話です。自然、宇宙、祈りが日常の苦しさと同じ画面に存在する世界を、色彩と反復する象徴を生かして漫画化しています。山猫軒の洋風意匠には、都市的な虚栄と山の自然の対立が映されています。
宮沢賢治の生前唯一の童話集の表題作「注文の多い料理店」(1924年)の漫画版です。狩りに来た二人の紳士が山奥で西洋料理店「山猫軒」を見つけ、扉ごとに現れる奇妙な注文に従って奥へ進みます。
結末には触れていません
「髪をきちんとして、はきものの泥を落してください」「クリームを顔や手足にすっかり塗ってください」など、少しずつ奇妙になっていく注文です。紳士たちは都合よく解釈して奥へ進みます。
命を遊びで奪う人間の傲慢さと、狩る側と狩られる側の立場の逆転です。自然を軽んじる都会人への風刺が込められています。
宮沢賢治(1896〜1933年)です。
初出は「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社、1924(大正13)年12月1日です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
最後の扉で、自分たちが料理される側だと気づいた二人は、恐ろしさに泣き出します。そこへ死んだはずの犬たちが飛び込んできて山猫を追い払い、料理店は煙のように消えてしまいます。二人は助かりますが、恐怖で紙くずのようになった顔は、東京に帰っても元には戻りませんでした。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。