
金の十字架の呪い
チェスタートン ギルバート・キース

原作: 青玉の十字架 / 著者: チェスタートン ギルバート・キース / 翻訳: 直木 三十五
約9分・28ページ
大盗賊を追うヴァランタンが、塩と砂糖、果物の札、割れた窓の謎をたどる。ロンドンを歩く二人の神父と、青玉の十字架をめぐる短編ミステリー。

ハーウィッチ港。ロンドンへ向かう一人の男。
HARWICH PORT
名探偵ヴァランタンは、大盗賊フランボーを追っていた。
この読切は全28ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
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結末に触れない紹介です
変装の名人である大盗賊フランボーを追い、名探偵ヴァランタンがロンドンへやって来る。道中の列車では、小柄な神父が茶色の包みに入れた貴重な品を気軽に語っていた。街で捜査を始めた探偵が出会うのは、塩と砂糖の入れ替わった料理店、果物の札が違う店、そして割れた窓。どこでも二人連れの神父が目撃されているが、奇妙な騒ぎと盗賊の行方はどう結びつくのか。街から夕暮れの丘へと手がかりを追う視点と、日常の物が次第に意味を変える展開を楽しめる、ブラウン神父ものの短編ミステリー。
チェスタートンのブラウン神父ものの短編集 The Innocence of Father Brown は1911年刊行。本作は直木三十五訳、平凡社「世界探偵小説全集 第九卷 ブラウン奇譚」(1930年3月10日発行)を底本とする青空文庫版に基づく。漫画では原文のロンドン、黄色い乗合馬車、冬の夕暮れを保ち、既刊「見えざる人」と共通するセピアの細線と淡い色で描く。
名探偵ヴァランタンは、変装の巧みな大盗賊を追ってロンドンへ。塩と砂糖、果物の札、割れた窓をたどるうちに、二人連れの神父と貴重な十字架が捜査の中心に浮かびます。
結末には触れていません
この作品ではサファイヤを指します。原文には青玉の入った純銀の十字架が登場し、その貴重な品をめぐって追跡が進みます。
塩と砂糖の容器、果物の札、料理店の窓、茶色の紙包みなどです。登場人物の言葉だけでなく、普段との小さな違いにも目を向けると、追跡の流れを確かめられます。
ブラウン神父とフランボーが登場します。ただし本作のフランボーは盗賊として追われています。人物の顔や描き方を共通にしつつ、役割と衣装をこの原文に合わせています。
チェスタートン ギルバート・キース(1874〜1936年)です。この漫画は直木 三十五による翻訳をもとにしています。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の28ページで、約9分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
ブラウン神父が、怪しい相手を試しながら警察を導くために残した跡です。神父は包みのすり替えを見抜いて元に戻し、本物を菓子屋から友人へ送ります。人の罪を聞く経験と理性をめぐる会話が、盗賊の見抜き方にもつながります。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。