
見えざる人
チェスタートン ギルバート・キース

原作: 金の十字架の呪い / 著者: チェスタートン ギルバート・キース / 翻訳: 直木 三十五
約10分・32ページ
黄金の十字架に触れれば死ぬ。姿の見えない追跡者を恐れる考古学者とともに、ブラウン神父が海辺の地下礼拝堂を訪ねる。

英国へ向かう客船モラヴィア。
MORAVIA
サセックスで見つかった墓の話をご存じですか?
ビザンティンを知るには、代数学も学ばねばね。
この読切は全32ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
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結末に触れない紹介です
英国へ向かう客船で、考古学者スメール教授は、サセックスで発見された古い墓の話をかたくなに避けていた。ブラウン神父にだけ明かしたのは、魚の印を持つ金の十字架と、その所有者を狙う正体不明の人物の存在だった。海辺の村を訪ねると、別れたはずの船客たちが再び集まり、牧師が三つの呪いを語り始める。蝋燭に照らされた石棺、親しげな声、人々の思い込み。神父は目の前の物と語られた言葉を確かめながら、恐怖に包まれた一行と謎に向き合う。
英国の作家チェスタートン(1874〜1936)のブラウン神父ものの一編。漫画化には、直木三十五訳、平凡社『世界探偵小説全集 第九卷 ブラウン奇譚』(1930年3月10日発行)を底本とする青空文庫版を使用した。原文の大西洋航路、英国南岸の村、地下礼拝堂を保ち、漫画では20世紀前半の服装と淡いセピア線・パステル色で描く。
金の十字架を持つ考古学者に届く脅迫。英国の海辺の村には、別れたはずの船客たちが集まります。ブラウン神父が、古い墓にまつわる呪いと人々の恐れに向き合うミステリーです。
結末には触れていません
アメリカから英国へ向かう客船と、英国南岸サセックスの村です。古い教会の下で墓が見つかり、一行は地下礼拝堂を訪ねます。
教授が見つけた十字架と地下の壁にある印で、原作では初期のキリスト教信者に結びつく象徴として語られます。漫画でも、物語を通じて繰り返し現れる重要な図柄です。
呪いの伝説や中世についての説明には、登場人物の推測や原作が書かれた時代の見方が含まれます。歴史全般の解説として断定せず、謎を考えるための会話として描いています。
チェスタートン ギルバート・キース(1874〜1936年)です。この漫画は直木 三十五による翻訳をもとにしています。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の32ページで、約10分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
一行を案内したのは牧師の服を奪った犯人で、古い遺体に見えたのが本物のウォルター牧師でした。神父は十字架につながる長い珠数と石棺の支えに気づき、人為的な罠を推理します。犯人は逃走し、その名前は最後まで明らかになりません。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。