
指環
江戸川乱歩


先生は、優しいお医者さまだった。
診療所
研究のための借金が膨らんで、家も診察所も清水の抵当。
金 五百圓
500.00
金 三百圓
300.00
金 千圓
1,000.00
金 八百圓
800.00
金 六百圓
600.00
金 四百圓
400.00
3,600.00
毎日働いても、収入の大半はあの男の懐へ。
この読切は全28ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
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結末に触れない紹介です
小間使いの八重子は、恩ある医師の家で起きた事件を、親しい相手に打ち明けます。借金に苦しみながら研究を続けていた先生は、ある朝、荒らされた書斎で動かなくなっていました。足もとには重いニッケルの文鎮。疑いが高利貸しの清水に向かう一方、二人の書生は指紋や本棚に残る小さな矛盾を追い始めます。八重子の親しみや怒りを交えた語りに導かれ、同じ品物や証言の意味が変わっていく推理短編です。
原作は「新青年」1926(大正15)年1月号に掲載されました。物語の正確な年は明記されず、八重子が前年の事件を回想します。漫画では本文の洋館、診察所、電灯、ドイツ語の研究原稿を手掛かりに、大正末期を想定した服装と室内を描いています。
甲賀三郎が「新青年」1926年1月号に発表した探偵小説「ニッケルの文鎮」の漫画版です。小間使いの八重子が、恩ある医師の家で起きた事件を打ち明ける語りで進む謎解きです。
結末には触れていません
事件の朝、書斎で倒れていた先生の足もとに落ちていた重い文鎮です。同じ品物が、証言の順番によって違う意味を帯びていくのが見どころです。
語り手の八重子が事件を回想しながら話す形式の本格推理です。指紋、本棚、手紙など小さな手掛かりが並べられ、読者も一緒に推理できます。
甲賀三郎(1893〜1945年)です。
初出は「新青年」1926(大正15)年1月号です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の28ページで、約9分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
漫画の終盤で、先生の研究が戦争に使う毒ガスに関わるものだったこと、原稿が複数の人物に分かれて持ち出されていたことが明かされます。最後に八重子は、紅茶に眠り薬を入れたのが自分だったと告白します。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。