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指環の表紙

指環

原作: 指環 / 著者: 江戸川乱歩

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約6分・20ページ

汽車で再会した二人が語る、消えたダイヤの指環。身体検査でも出てこなかった品物と、一袋の蜜柑。丁寧な会話の奥で互いの思惑が探り合う、乱歩の短編ミステリー。

2026-09-22読切短編
全1話 指環 2ページ
試し読み・2ページ

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失礼ですが、いつかも汽車でご一緒になったようですね。

これはお見それしました。やっぱりこの線でしたね。

あの時は、とんだご災難でした。

この読切は全20ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

同じ路線の汽車で顔を合わせた二人の男。以前の旅で起きた災難を振り返るうちに、話は消えたダイヤの指環へと向かいます。一等車の貴婦人に盗みを疑われ、厳重に身体を調べられた男。それでも品物は見つかりませんでした。隣席にいた男は、その時の振る舞いと一袋の蜜柑をよく覚えています。丁寧な言葉の間に挟まる沈黙、相手を見る目、口調の変化。二人の会話を追いながら、何を見て何を思い込んだのかを読み返したくなる短編ミステリーです。

時代背景

原作は「新青年」1925(大正14)年7月に「小品二篇 その二 指環」として初出。物語の正確な年月や路線名は明記されず、汽車の車内で交わされる会話が中心です。漫画では大正末期を想定した服装と木造客車を描き、現在の再会と過去の回想を色調で区別しています。

テーマ

知恵比べ観察と推理語りの信頼性

注目点

  • 丁寧な挨拶から変わっていく二人の口調を、表情と沈黙で追います。
  • 指環や蜜柑などの小道具を大きく描き、会話の中の手掛かりを見比べられます。
  • 現在の車内と回想を色調で分け、同じ出来事に向ける二人の視線を読みます。

主な登場人物

江戸川乱歩が1925年に「新青年」へ発表した小品「指環」の漫画版です。汽車で再会した二人の男が、かつて車内で消えたダイヤの指環について語り合う会話劇のミステリーです。

A
以前の汽車旅で、一等車の貴婦人からダイヤの指環を盗んだと疑われ、厳しく身体検査を受けた男。
B
その時に隣の席にいた男。Aの振る舞いと、一袋の蜜柑のことをよく覚えています。

『指環』のよくある疑問

結末には触れていません

登場人物に名前がないのはなぜ?

原作は「小品二篇 その二」として発表された短い作品で、AとBの会話だけで進みます。名前や背景を削り、言葉のやりとりそのものに謎を仕込んだ構成です。

蜜柑は何の手掛かり?

指環が消えた時にAが持っていた蜜柑です。二人の会話がこの蜜柑に戻るたび、何を見て何を思い込んだのかが少しずつ揺らいでいきます。

『指環』の作者は誰?

江戸川乱歩(1894〜1965年)です。

『指環』はいつ発表された?

初出は「新青年」博文館、1925(大正14)年7月です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の20ページで、約6分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

指環はどこに隠されていた?

Aは検査の間、指環を相手の腰の煙草入れの底へ忍ばせていました。そして相手が蜜柑を拾いに慌てて改札を出た隙に取り戻したと明かし、笑います。疑われた側と見ていた側の立場が、最後にひっくり返る構成です。

作者・江戸川乱歩について

1894〜1965年

日本の探偵小説の基礎を築いた作家。名探偵・明智小五郎を生み、本格推理から怪奇幻想、少年向けの「少年探偵団」シリーズまで幅広く書きました。

主な作品:二銭銅貨、D坂の殺人事件、人間椅子、怪人二十面相

江戸川乱歩の漫画をすべて見る(14作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
指環
著者名
江戸川乱歩
底本
「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」光文社文庫、光文社
底本の親本
「江戸川乱歩全集 第九巻」平凡社
初出
「新青年」博文館、1925(大正14)年7月
入力者
門田裕志
校正者
A.K
著作権・利用条件
江戸川乱歩の原作は日本国内で著作権の保護期間が満了しています。青空文庫公開テキストを出典として、底本・入力者・校正者を表示し、漫画へ翻案しました。
漫画化に使用した版
青空文庫『指環』新字新仮名版(2016年3月4日作成)。底本:『江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者』光文社文庫、光文社。入力使用:2012年8月15日7刷、校正使用:2004年7月20日初版1刷。ユーザー添付の同版テキストを使用。
AI生成・編集方針
原作の二人の会話と回想を全20ページに再構成し、人物・背景・台詞・巻末表示を生成AIで制作しました。一部の表現を整理し、大正末期を想定した視覚表現を加えています。時代考証や原作解釈に不正確な点が含まれる場合があります。
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