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赤い部屋の表紙

赤い部屋

原作: 赤い部屋 / 著者: 江戸川乱歩

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約9分・28ページ

深紅の秘密クラブで、新入会員T氏が語り始める「法律に触れない殺人」。善意と偶然の顔をした悪意が聞き手を追い詰める、江戸川乱歩の心理サスペンスを一話完結で漫画化。

2026-08-16読切短編
全1話 赤い部屋 2ページ
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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

深紅の垂絹と三本の蝋燭に閉ざされた秘密クラブ「赤い部屋」。異常な刺激を求める六人の会員の前で、新入会員のT氏は、退屈から逃れるために見つけたという「法律に触れない殺人」の体験を語り始めます。善意に見えるひと言、偶然にしか見えない身振り、責任の所在がぼやける事故。告白が積み重なるほど、聞き手と読者は、語られていることの真偽と、目の前の男が次に何をするのかを見極められなくなっていきます。蝋燭の影、銀盆、拳銃といった小道具が緊張を引き継ぐ、語りそのものを罠にした心理サスペンスです。

時代背景

原作は1925(大正14)年4月、博文館の雑誌『新青年』に発表されました。物語は年を明記しませんが、「大正の聖代」、電車、自動車、人力車、洋風レストラン、蝋燭と電燈の併存が描かれます。本漫画は初出と同時代の大正末期を視覚設定とし、原文の赤い垂絹、天鵞絨、円卓、銀盆を中心に再構成しています。

テーマ

退屈語りの信頼性偶然と責任演技と現実集団心理

注目点

  • 蝋燭の赤い光と影の揺れを、聞き手が告白へ引き込まれていく心理のリズムとして反復します。
  • T氏の静かな表情と回想内の冷たい行動を対比し、言葉だけで場を支配する人物像を描きます。
  • 善意と悪意の区別が外からは見えないという原作の発想を、小道具のクローズアップと反応カットで可視化します。
  • 赤い部屋の暗さと階下から入る白い電燈を対照させ、幻想と現実の境目を画面の色温度で表現します。

主な登場人物

江戸川乱歩が1925年に「新青年」へ発表した短編「赤い部屋」の漫画版です。異常な刺激を求める秘密クラブで、新入会員のT氏が「法律に触れない殺人」を百人に対して行ったという体験を語ります。

T氏
「赤い部屋」の新入会員。退屈から逃れるために見つけた、罪に問われない殺人の方法を告白します。
会員たち
深紅の垂絹と蝋燭に囲まれた部屋に集まり、T氏の話に耳を傾ける六人の男たちです。
給仕の女
部屋に飲み物を運んでくる女性。物語の終盤で重要な役割を果たします。

『赤い部屋』のよくある疑問

結末には触れていません

「法律に触れない殺人」とは?

善意に見える一言や、偶然にしか見えない身振りで、人を事故へ導き、責任の所在をぼかしてしまう方法です。

どこが読みどころ?

告白が積み重なるほど、聞き手と読者が話の真偽を見極められなくなっていく語りの仕掛けです。蝋燭の影や拳銃などの小道具が緊張を高めます。

『赤い部屋』の作者は誰?

江戸川乱歩(1894〜1965年)です。

『赤い部屋』はいつ発表された?

初出は「新青年」博文館、1925(大正14)年4月(初出時表題「連続短篇探偵小説(三)」)です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の28ページで、約9分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

T氏の告白は本当だった?

T氏は給仕の女に拳銃で撃たれて倒れ、最後の百人目は自分自身だったのかと会員たちは戦慄します。しかし彼は笑いながら起き上がり、弾は赤インキ入りの偽物で、身の上話もすべて作りごとだったと明かします。語りそのものが罠だったという結末です。

作者・江戸川乱歩について

1894〜1965年

日本の探偵小説の基礎を築いた作家。名探偵・明智小五郎を生み、本格推理から怪奇幻想、少年向けの「少年探偵団」シリーズまで幅広く書きました。

主な作品:二銭銅貨、D坂の殺人事件、人間椅子、怪人二十面相

江戸川乱歩の漫画をすべて見る(14作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
赤い部屋
著者名
江戸川乱歩
底本
「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」光文社文庫、光文社
底本の親本
「江戸川乱歩全集 第七巻」平凡社
初出
「新青年」博文館、1925(大正14)年4月(初出時表題「連続短篇探偵小説(三)」)
入力者
門田裕志
校正者
岡村和彦
著作権・利用条件
江戸川乱歩(1965年没)は青空文庫の著作権の消滅した作家名一覧に掲載。文化庁が示す保護期間延長の非遡及原則も確認したうえで、青空文庫作成ファイルを翻案元として記録しています。
漫画化に使用した版
添付の青空文庫版「赤い部屋」を使用し、底本・親本・初出・入力校正情報を最終クレジットページに表示。
AI生成・編集方針
原文の枠物語、主要な告白例、心理的な反転を保ち、古い表現と過度に残酷な場面は現代のスマートフォン漫画向けに非グロテスクな台詞・象徴画へ再構成。全ページの文字を含む画面を生成AIで制作し、後載せ文字は使用していません。
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