藍空漫画AI SORA MANGAホーム
名人伝の表紙

名人伝

原作: 名人伝 / 著者: 中島敦

無料で読む

約6分・20ページ

天下第一の弓を求めた紀昌は、瞬きせぬ目、微を巨と見る眼、そして弓矢を要しない「不射之射」へ至る。技を極めるとは何かを問う中島敦の寓話を、戦国の趙を舞台に漫画化。

2026-05-09読切短編累計閲覧開始数(日次ユニーク) 14回
全1話 弓を忘れた名人 2ページ
試し読み・2ページ

まずは1ページ試し読み

弓矢 良弓良箭

飛衛弓術

人々「飛衛なら百歩先の柳葉も外さぬ」

紀昌「天下第一の名人になりたい」

紀昌「弟子にしてください」

飛衛弓術

この読切は全20ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

続きを無料で読む

STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

弓の名人を志す紀昌は、師・飛衛から、瞬きせずに見ること、小さな物を大きく見ることを命じられます。厳しい修練を重ねて技を得た後も、さらに上の名人がいると知り、老いた甘蠅老師を訪ねます。究極の技とは、誰より正確に射ることなのか、それとも弓矢さえ必要としない境地なのか。上達の果てを描く寓話です。

時代背景

原作は昭和前期の中島敦が古代中国や古代オリエントを借景に、人間の自意識と言葉を描いた短編です。歴史幻想の舞台を保ちつつ、心理の変化を表情と間で追えるよう再構成しています。中国の古典説話をもとに、昭和期の中島敦が技芸と名人の逆説を現代的な寓話へ再構成しました。

テーマ

修行達人の境地技術と無為名声

注目点

  • 虱を見る修練など、抽象的な上達を具体的で異様な訓練として見せています。
  • 紀昌と飛衛の競争心に対し、甘蠅老師は別の尺度で名人を示します。
  • 技術を極めるほど道具から離れていく逆説が、物語の中心です。

主な登場人物

中島敦が1942年に発表した短編「名人伝」の漫画版です。古代中国・趙の都邯鄲の紀昌が、天下第一の弓の名人を目指して修行を重ね、やがて「弓を射ない名人」になるまでを描きます。

紀昌
天下第一の弓の名人を志す男。まばたきをしない修行や、小さな物を大きく見る修行を重ねます。
飛衛
弓の名手。紀昌の最初の師となります。
甘蠅老師
霍山の山頂に住む老人。弓を使わずに鳥を射落とす「不射之射」を紀昌に示します。

『名人伝』のよくある疑問

結末には触れていません

もとになった話は?

中国の古典『列子』に見える紀昌と飛衛の説話などをもとに、中島敦がユーモアと寓意を込めて書いた作品です。

「不射之射」とは?

弓矢を使わずに射る、という究極の境地です。技を極めることの意味を、逆説的に問いかける言葉です。

『名人伝』の作者は誰?

中島敦(1909〜1942年)です。

『名人伝』はいつ発表された?

初出は「文庫」1942(昭和17)年12月号です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の20ページで、約6分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

紀昌は最後にどうなる?

甘蠅老師のもとで修行して山を下りた紀昌は、二度と弓を手にせず、「至射は射ることなし」と語ります。晩年には弓という道具の名前も用途も忘れてしまい、それを知った人々は、名人は弓を忘れたと驚き、しばらくの間、画家は絵筆を隠し、楽人は楽器の弦を断ったといいます。

作者・中島敦について

1909〜1942年

東京出身の小説家。漢学の素養を生かし、中国の古典や歴史に材を取った格調高い短編を書きました。三十三歳で亡くなり、活躍した期間はわずかでした。

主な作品:山月記、名人伝、李陵、文字禍

中島敦の漫画をすべて見る(3作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
名人伝
著者名
中島敦
底本
ちくま日本文学全集 中島敦
底本の親本
中島敦全集 第一巻
初出
「文庫」1942(昭和17)年12月号
入力者
大内章
校正者
j.utiyama
著作権・利用条件
中島敦没後70年を経過した青空文庫公開作品を対象とし、底本情報を記録しています。
漫画化に使用した版
青空文庫版「名人伝」を使用し、戦国時代の趙・邯鄲を意識して漫画用ネームへ再構成。
AI生成・編集方針
原文の寓話性と芸道の逆説を尊重しつつ、生成AIで全ページのコマ、台詞、出典ページを画像化しています。
すべての作品