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山月記の表紙

山月記

原作: 山月記 / 著者: 中島敦

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約8分・24ページ

唐代の詩人李徴は、才への誇りと臆病な自尊心に身を灼かれ、ついに虎となる。旧友袁傪との月下の対話を、静かな恐怖と悔恨の縦読み漫画として再構成。

2026-05-10読切短編累計閲覧開始数(日次ユニーク) 80回
全1話 月下の虎 2ページ
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隴西の李徴は、若くして進士に名を連ねた。

博学才穎。だが、人に屈することを潔しとしなかった。

俗吏で終わるために、学んだのではない。

この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

唐代、詩人として名を成したい李徴は、役人の地位を捨てて創作へ賭けます。しかし生活と才能への不安に耐えられず、再び官職へ戻った後、旅の途中で姿を消します。翌年、旧友の袁傪は山中で人の言葉を話す虎と出会い、その声が李徴だと知ります。月明かりの下、李徴は変身に至った自尊心と恐れを語り始めます。

時代背景

原作は昭和前期の中島敦が古代中国や古代オリエントを借景に、人間の自意識と言葉を描いた短編です。歴史幻想の舞台を保ちつつ、心理の変化を表情と間で追えるよう再構成しています。中国古典の人虎伝をもとに、昭和期の知識人の自意識と創作への恐れを重ねた作品です。

テーマ

自尊心才能への不安友情人間と獣

注目点

  • 虎の姿をすぐ全面に出さず、草むらの声と袁傪の記憶から李徴を立ち上げます。
  • 『臆病な自尊心』と『尊大な羞恥心』が、行動と表情の両方に現れます。
  • 旧友だからこそ可能な告白と、もう同じ世界には戻れない距離が中心です。

主な登場人物

中島敦の代表作「山月記」(1942年)の漫画版です。唐の時代、詩人として名を残そうとして挫折した李徴が虎となり、旧友の袁傪と再会して自らの心を語ります。高校国語の教科書で長く読まれている作品です。

李徴
隴西の秀才。官吏の地位を捨てて詩人を目指しますが挫折し、やがて行方不明になります。
袁傪
李徴の旧友で監察御史。旅の途中、商於の地で人食い虎に出会います。

『山月記』のよくある疑問

結末には触れていません

もとになった話は?

中国・唐代の伝奇小説「人虎伝」をもとに、中島敦が李徴の内面を描き加えた作品です。

「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」とは?

李徴が自分を虎にした原因として語る心のあり方です。才能がないと知るのが怖くて努力を避け、しかも凡人と交わることも恥じた、という自己分析を表す言葉です。

山月記の全文はどこで読める?

著作権の保護期間が満了しているため、青空文庫で全文を無料で読めます。このページの原作情報から青空文庫の作品ページへ移動できます。

『山月記』の作者は誰?

中島敦(1909〜1942年)です。

『山月記』はいつ発表された?

初出は「文學界」1942(昭和17)年2月。「古譚」として「文字禍」と共に掲載です。

漫画は何分で読める?

読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

李徴はなぜ虎になった?

李徴自身も、はっきりした理由は分からないと語ります。そのうえで、臆病な自尊心と尊大な羞恥心が、自分の外形を内心にふさわしいものに変えてしまったのだと振り返ります。

袁傪との別れの場面は?

李徴は妻子の世話を頼み、帰り道には自分の醜い姿を見せるので二度とこの道を通らないでほしいと告げます。一行が丘の上で振り返ると、一匹の虎が草むらから躍り出て、白く光を失った月を仰いで二声三声咆哮し、再び草むらに姿を消しました。

作者・中島敦について

1909〜1942年

東京出身の小説家。漢学の素養を生かし、中国の古典や歴史に材を取った格調高い短編を書きました。三十三歳で亡くなり、活躍した期間はわずかでした。

主な作品:山月記、名人伝、李陵、文字禍

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青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
山月記
著者名
中島敦
底本
「李陵・山月記」新潮文庫、新潮社 1969(昭和44)年9月20日発行
初出
「文學界」1942(昭和17)年2月。「古譚」として「文字禍」と共に掲載
入力者
平松大樹
校正者
林めぐみ
著作権・利用条件
中島敦没後70年を経過した青空文庫公開作品を対象とし、底本情報を記録しています。
漫画化に使用した版
青空文庫版「山月記」を使用し、唐代の文人官僚と山林の旅路を想定した現代縦読み漫画向けネームへ再構成。
AI生成・編集方針
原文の主要な対話と内面描写を残しつつ、生成AIでコマ、台詞、出典ページを画像化しています。
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