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日記帳の表紙

日記帳

原作: 日記帳 / 著者: 江戸川乱歩

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約8分・24ページ

亡き弟の日記と、大切にしまわれた絵葉書。恋の言葉がない便りを読み返す兄は、小さな食い違いに心を奪われる。記録の余白から人の心を探る、大正の心理ミステリー。

2026-09-21読切短編
全1話 日記帳 2ページ
試し読み・2ページ

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弟の初七日の夜だった。

私は、二十歳で逝った弟の書斎に入った。

恋も知らずに死んだのだろうか。

この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

弟の初七日の夜、兄は静まり返った家で、二十歳で亡くなった弟の日記を開きます。内気な青年の細かな記録に現れたのは、遠縁の娘・北川雪枝の名前でした。手文庫には、彼女から届いた絵葉書が大切にしまわれています。しかし、どの文面にも恋を告げる言葉は見当たりません。日記の記録と手元の葉書を見比べるうちに、兄は小さな食い違いと、意味のつかめない一節に気づきます。弟を悼む気持ちは、やがて謎を解かずにはいられない好奇心へ。紙に残された事実と、そこから想像する人の心との距離を、兄の視点からたどる心理ミステリーです。

時代背景

初出は「写真報知」1925(大正14)年3月5日で、当初の表題は「恋二題(その一)」です。原作の現在は弟の初七日にあたる冬の夜ですが、具体的な都市や暦年は明示されません。漫画版では初出期を参考に、大正末期の和室、着物、卓上灯を視覚設定としています。

テーマ

暗号解読すれ違い自意識兄弟

注目点

  • 日記の記録と絵葉書の現物を見比べ、兄とともに小さな食い違いをたどる構成です。
  • 紙、ペン、手文庫の接写と、兄の表情の変化が、静かな書斎に緊張を生みます。
  • 明るい回想と冬の夜の対比、言葉を置かないページによって、内気な人物たちのためらいを描きます。

主な登場人物

江戸川乱歩が1925年に発表した短編「日記帳」の漫画版です。弟の初七日の夜、兄が遺された日記と絵葉書を読み比べ、弟の秘めた恋に気づいていく心理ミステリーです。

兄(語り手)
二十歳で亡くなった弟の日記を開く兄。弟を悼む気持ちが、やがて謎を解こうとする好奇心へ変わります。
弟
内気な青年。日記に細かな記録を残す一方、自分の気持ちを言葉にすることができませんでした。
北川雪枝
遠縁の娘。弟のもとに絵葉書を送っていましたが、文面に恋を告げる言葉はありません。

『日記帳』のよくある疑問

結末には触れていません

もとは別の題名だった?

初出は「写真報知」1925年3月5日号で、当初は「恋二題(その一)」という題でした。同じ号の続編「その二」が、当サイトでも読める『算盤が恋を語る話』です。

どこが読みどころ?

日記の記録と手元の葉書を見比べるうちに、兄が小さな食い違いに気づいていく過程です。紙に残った事実と、そこから想像する人の心との距離が描かれます。

『日記帳』の作者は誰?

江戸川乱歩(1894〜1965年)です。

『日記帳』はいつ発表された?

初出は「写真報知」報知新聞社、1925(大正14)年3月5日です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

絵葉書に隠された合図とは?

雪枝からの葉書は、どれも切手が斜めに貼られていました。斜めの切手は恋を伝える合図で、弟と雪枝は互いに恋を訴えながら、相手の合図に気づかなかったのです。兄はさらに、弟の死の二か月前に自分と雪枝の婚約が決まっていたことを思い、苦い感情を抱えて庭を歩き続けます。

作者・江戸川乱歩について

1894〜1965年

日本の探偵小説の基礎を築いた作家。名探偵・明智小五郎を生み、本格推理から怪奇幻想、少年向けの「少年探偵団」シリーズまで幅広く書きました。

主な作品:二銭銅貨、D坂の殺人事件、人間椅子、怪人二十面相

江戸川乱歩の漫画をすべて見る(14作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
日記帳
著者名
江戸川乱歩
底本
「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」光文社文庫、光文社
底本の親本
「江戸川乱歩全集 第九巻」平凡社
初出
「写真報知」報知新聞社、1925(大正14)年3月5日
入力者
門田裕志
校正者
Juki
著作権・利用条件
日本で著作権保護期間の満了した江戸川乱歩の原作を、青空文庫の公開テキストに基づき翻案しています。底本の現代の解説・装画は利用していません。青空文庫による監修・公認を示すものではありません。
漫画化に使用した版
青空文庫「日記帳」(作品ID 57190、2016年1月1日作成)の添付テキスト。底本:光文社文庫「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」、2004年7月20日初版1刷、入力使用版2012年8月15日7刷。
AI生成・編集方針
青空文庫の原作をもとに、兄の一人称、日記と絵葉書の照合、暗号の推理、最後の一文までを24ページに翻案しました。二人の内心は兄の推察として示し、語句は一部現代的に整えています。冬の雪景色、衣装、室内、小道具は漫画版の視覚的解釈です。台詞・出典・注記を含む全画像を生成AIで制作しています。
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