
科学者とあたま 大正研究室奇譚
寺田寅彦


STORY GUIDE
結末に触れない紹介です
明治・大正期風の架空研究室で調査を続ける月島博士と助手ハルは、三陸の海岸調査で草に覆われた古い津浪碑を見つける。碑文を読もうとするハルの傍らで、土地の若者はその由来を知らず、穏やかな浜には過去の警告を遠ざける日常が流れていた。自然の周期と人の記憶の長さが食い違うとき、知識をどう手渡せるのか。博士の冷静な観察とハルの好奇心、碑石・波・反復する朝夕のイメージで、寺田寅彦の防災思想を会話と行動に変えた研究室バディ漫画。
原作は寺田寅彦が1933(昭和8)年の昭和三陸地震津波直後に執筆し、同年5月1日『鉄塔』に発表した随筆です。本漫画は1896年と1933年の三陸津波をめぐる原作の問題意識を踏まえつつ、既刊『塵埃と光』を継承する明治・大正期風の架空研究室と海岸調査へ再構成しています。
寺田寅彦の随筆「津浪と人間」を、架空の研究室を舞台にした月島博士と助手ハルの対話で漫画化した読切です。繰り返し襲う津波と、それを忘れてしまう人間の記憶を、身近な観察と小さな実験からたどります。
結末には触れていません
物理学者で随筆家の寺田寅彦による随筆です。初出は「鉄塔」1933(昭和8)年5月1日(「尾野倶郎」署名)です。繰り返し襲う津波と、それを忘れてしまう人間の記憶について、身近な現象から考えを進めています。
登場しません。原作は寺田寅彦が自分の考えを述べる随筆で、漫画ではその内容を、架空の研究室での博士と助手の対話や実験に置き換えています。原文の論旨を確かめたいときは、青空文庫の原作をあわせて読むのがおすすめです。
1933年の昭和三陸地震による津波の直後に書かれた随筆です。津波は繰り返し起こるのに、人間は時間がたつと災害の記憶を忘れてしまう、という問題が論じられています。
三陸の海岸調査で草に埋もれた津浪碑を見つけた月島博士と助手ハルが、自然の長い周期と人間の短い記憶をたどる、明治・大正期風の研究室バディ漫画。
寺田寅彦(1878〜1935年)です。
初出は「鉄塔」1933(昭和8)年5月1日(「尾野倶郎」署名)です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の28ページで、約9分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。