
科学者とあたま 大正研究室奇譚
寺田寅彦


STORY GUIDE
結末に触れない紹介です
明治・大正期を思わせる架空の自然科学研究所。助手ハルは、昼には握り拳のように閉じている烏瓜の蕾を前に、月島博士と日没後の照度と時刻を一分ごとに記録します。空が新聞を読めるか読めないかほどに暗くなると、白い繊維の花が短い時間のうちに次々とほどけ、やがて蛾が迷いなく庭へ飛来します。花と昆虫は何を合図に同じ夜へ集うのか。原作の観察と慎重な仮説を、レトロな測光器、野帳、薄暮の色彩を通してたどる科学バディ漫画です。
原作は寺田寅彦が1932(昭和7)年10月の「中央公論」に発表した随筆です。漫画版は原作冒頭の庭での開花・照度・蛾の観察を核とし、既公開「塵埃と光」から続く明治・大正期風の架空研究所を視覚舞台に採用しています。原作発表期と漫画の美術設定は異なります。
寺田寅彦の随筆「烏瓜の花と蛾」を、架空の研究室を舞台にした月島博士と助手ハルの対話で漫画化した読切です。日没とともに開く烏瓜の花と、そこへ飛来する蛾の観察を、身近な観察と小さな実験からたどります。
結末には触れていません
物理学者で随筆家の寺田寅彦による随筆です。初出は「中央公論」1932(昭和7)年10月です。日没とともに開く烏瓜の花と、そこへ飛来する蛾の観察について、身近な現象から考えを進めています。
登場しません。原作は寺田寅彦が自分の考えを述べる随筆で、漫画ではその内容を、架空の研究室での博士と助手の対話や実験に置き換えています。原文の論旨を確かめたいときは、青空文庫の原作をあわせて読むのがおすすめです。
日没前の研究所の庭で、月島博士と助手ハルが烏瓜の照度と開花時刻を測る。白い花が一斉にほどけ、闇から蛾が飛来する幻想的な夜間観察編。
寺田寅彦(1878〜1935年)です。
初出は「中央公論」1932(昭和7)年10月です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。