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ラプンツェルの表紙

ラプンツェル

原作: Rapunzel / 著者: グリム / 翻訳: 中島孤島

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約8分・24ページ

魔女の庭の菜と引き換えに渡された少女は、出口のない塔に閉じこめられる。長い金の髪と窓からこぼれる歌声が、遠い外の世界へつながってゆくグリム童話。

2026-09-08読切短編
ラプンツェル 2ページ
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むかし、子どもの誕生を待つ夫婦がいました。

あの庭のラプンツェルが食べたいの。

どうしても……。

この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

魔女の庭に育つ菜を食べたいと願った母。その願いをかなえようとした父は、生まれてくる子を渡す約束をしてしまいます。ラプンツェルと名づけられた少女は、十二歳になると、階段も出口もない森の塔に閉じこめられました。魔女が訪ねるたび、窓から下ろす長い金の髪。それだけが外とつながる道です。ある日、孤独を紛らわせる歌声に、森を通る王子が足を止めます。守ると言いながら自由を奪う魔女と、まだ知らない誰かへの信頼のあいだで、少女は自分の行き先を思い描き始めます。高い窓、編む手、届く声をたどり、閉ざされた世界が動きだす瞬間を描きます。

時代背景

グリム兄弟の『子どもと家庭の童話』は1812年に第1巻が刊行されました。本漫画は中島孤島訳の青空文庫版を用い、底本は冨山房の1938年刊『グリム童話集』です。物語自体の時代・国は特定されていません。作画では前近代の中欧を思わせる架空の村と森を設定し、石の塔、麻布の衣服、手で編む絹ひもを描いています。

テーマ

孤独自由恐れと信頼家族

注目点

  • 空に開いた小さな窓と足元まで続く金の髪を、縦長のコマで対比し、塔の高さと隔たりを伝えます。
  • 菜の葉、窓の鉤、絹ひもの結び目を近景で描き、人の願いが物に託される過程を追います。
  • 歌声を聞く静かな表情と余白を重ね、姿を見る前に生まれる関心や信頼を描きます。
  • 守るという言葉と外へ出られない暮らしのずれを、ゴテルと少女の距離や立ち位置で見せます。

主な登場人物

グリム童話「ラプンツェル」を中島孤島訳で漫画化した読切です。魔女との約束で塔に閉じこめられた少女ラプンツェルが、長い金の髪をたよりに外の世界とつながっていきます。

ラプンツェル
生まれてすぐ魔女に引き取られ、十二歳から出口のない塔で暮らす少女。長い金の髪を持っています。
ゴテル
ラプンツェルを育てる魔女。守ると言いながら、少女の自由を奪います。
王子
森を通りかかり、塔から聞こえる歌声に足を止める若者です。
父・母
魔女の庭の菜を欲しがった母と、その願いをかなえようとして子を渡す約束をしてしまった父です。

『Rapunzel』のよくある疑問

結末には触れていません

題名の「ラプンツェル」とは?

母が食べたがった、魔女の庭に育つ野菜の名前です。生まれた娘にもこの名が付けられました。

「ラプンツェル、髪を下ろして」の場面は?

塔に入る方法は、窓から垂らされるラプンツェルの長い髪だけです。魔女がこの合図で塔に上るのを見た王子が、同じ言葉で少女に会いに行きます。

『Rapunzel』の作者は誰?

グリム(兄ヤーコプ 1785〜1863年/弟ヴィルヘルム 1786〜1859年)です。この漫画は中島孤島による翻訳をもとにしています。

『Rapunzel』はいつ発表された?

初出は原作童話集『子どもと家庭の童話』第1巻は1812年刊行です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

ラプンツェルと王子はどうなる?

二人の関係を知った魔女は、ラプンツェルの髪を切って荒れ野へ追い出し、塔に来た王子は絶望して飛び降り目を傷つけます。何年も目の見えないまま歩き続けた王子は、双子を育てていたラプンツェルの歌声にたどり着きます。再会した王子は再び目が見えるようになり、二人は王子の国へ帰って仲よく暮らします。

作者・グリムについて

兄ヤーコプ 1785〜1863年/弟ヴィルヘルム 1786〜1859年

ドイツの言語学者・文献学者の兄弟。各地の昔話を集めた『子どもと家庭の童話(グリム童話)』を1812年から刊行し、世界中で読み継がれています。

主な作品:白雪姫、ヘンゼルとグレーテル、ブレーメンの音楽隊

グリムの漫画をすべて見る(5作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
Rapunzel
著者名
グリム
翻訳者
中島孤島
底本
「グリム童話集」冨山房、1938年12月12日発行
初出
原作童話集『子どもと家庭の童話』第1巻は1812年刊行
入力者
大久保ゆう
校正者
鈴木厚司
著作権・利用条件
原作者グリム兄弟と翻訳者中島孤島の著作権保護期間は、日本国内では満了しています。本漫画は、青空文庫が公開する中島孤島訳「ラプンツェル」をもとに制作し、その出典と翻訳・電子化の担当者を表示しています。
漫画化に使用した版
中島孤島訳「ラプンツェル」青空文庫版(図書カード No.42309、新字新仮名)。底本は冨山房『グリム童話集』1938年12月12日発行。入力:大久保ゆう、校正:鈴木厚司。2005年3月15日作成の公式配布テキストと同一の添付ファイルを使用。
AI生成・編集方針
中島孤島訳の筋を保ち、地の文を会話、短い字幕、表情、物の近景へ再構成しています。全24ページの絵と文字を生成AIで同時に制作し、画像生成後の文字追加は行っていません。髪を切る場面では傷を描かず、転落・失明は遠景と物の近景で間接的に表現しています。
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