
マッチ売りの少女
ハンス・クリスチャン・アンデルセン

原作: みにくいアヒルの子 / 著者: ハンス・クリスチャン・アンデルセン / 翻訳: 矢崎源九郎
約8分・24ページ
鳥小屋で生まれた灰色の子は、姿が違うというだけで追い立てられる。沼、小さな家、冷たい池を渡りながら、安心していられる場所を求めるアンデルセン童話。

夏。葉っぱの下で、卵がかえりはじめました。
これはシチメンチョウの卵かもしれないよ。
もう少し、温めてみます。
この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
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結末に触れない紹介です
夏の農村で、ひときわ大きな卵から灰色の子が生まれます。ほかの子と姿は違っても、水に入れば足は自然に動きました。けれど鳥小屋では、大きさや見た目だけで仲間外れにされ、初めはかばってくれた母鳥からも遠ざけられてしまいます。生垣を越えた先の沼、風をしのぐ小さな家にも、それぞれの決まりや物差しがありました。水の上を泳ぐ喜びさえ理解してもらえない子は、居場所を求めて歩き続けます。季節の光と水面の表情、近づく相手に身を縮める仕草を通して、他人の言葉が自分の見え方を変えてしまう痛みと、それでも外の世界へ向かう心をたどります。
アンデルセンの原作は1843年11月11日にデンマークで刊行されました。使用したのは矢崎源九郎訳の青空文庫版で、底本は1967年刊の新潮文庫『マッチ売りの少女(アンデルセン童話集Ⅲ)』、入力用は1981年21刷です。本文の時間は夏から翌春にかけてで、村名や西暦は特定されません。本漫画は19世紀の北欧農村を参考にした架空の村を描きます。
アンデルセン童話「みにくいアヒルの子」(1843年)を矢崎源九郎訳で漫画化した読切です。ほかの子と姿が違うために仲間外れにされた灰色の子が、居場所を求めて季節を越えていきます。
結末には触れていません
他人の言葉が自分の見え方を変えてしまう痛みと、それでも外の世界へ向かう心を描いた物語です。アンデルセン自身の生い立ちが重ねられているとも言われます。
季節の光と水面の表情、近づく相手に身を縮める仕草を通して、灰色の子の心の動きを追います。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805〜1875年)です。この漫画は矢崎源九郎による翻訳をもとにしています。
初出は1843年11月11日、デンマークです。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
厳しい冬を越えた春、灰色の子は水面に映った自分の姿が美しい白鳥になっていることに気づきます。白鳥の仲間に迎えられた彼は、つらい日々を思い出しながらも、うぬぼれることなく幸せをかみしめます。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。