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風立ちぬの表紙

風立ちぬ

原作: 風立ちぬ / 著者: 堀辰雄

第1話から無料で読む

約9分・30ページ(全5話)

草原を渡る風のなかで結ばれた「私」と節子が、病と向き合いながら高原の療養所で限られた生を見つめる、堀辰雄『風立ちぬ』全5話の漫画化。

2026-07-20連載・完結長編
第1話 風立ちぬ、いざ生きめやも 2ページ
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それらの夏の日々――

お前が草原で絵を描くあいだ、私は一本の白樺の木陰で、お前を見ていた。

第1話は全30ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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エピソード(全5話)

第1話 風立ちぬ、いざ生きめやも

草原の風に刻まれた一節から二年。婚約者となった節子の病状と転地療養の必要が明らかになり、「私」は父や院長と相談しながら、節子と共に八ヶ岳山麓のサナトリウムへ向かう決意を固めます。

約9分・30ページ

第2話 高原の療養所

雪の高原を経て療養所へ着いた二人は、第1号室で外界から隔てられた生活を始めます。穏やかな春から真夏へ季節が進む一方、「私」はレントゲン写真に広がる病巣の重さを知らされ、節子の食欲や眠りの変化に不安を深めます。

約9分・30ページ

第3話 生の幸福

秋、節子の父が療養所を訪れ、再会の高揚のあと節子は再び熱を出します。血痰をきっかけに絶対安静の日々が始まり、『私』は二人の今を小説に刻もうとしながら、生の幸福と死の予感のあいだで揺れます。

約9分・30ページ

第4話 冬

十月から十二月。『私』は二人の生を物語へ結ぼうとする一方、節子は次第に衰弱し、少量の喀血を機に二人は隣室へ隔てられます。冬の山に父の横顔を見た節子が家へ帰りたいと漏らし、二人は薄暮の病室で互いの不安を受け止めます。

約9分・30ページ

第5話 死のかげの谷

節子を失った『私』は、雪に閉ざされたK村の山小屋へ戻ります。教会で出会う独逸人神父、リルケの『鎮魂歌』、雪林の足音と小屋の明りを通して、節子を呼び戻さず、その愛を内に抱いて生きることへ静かに向き合います。

約9分・30ページ

STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

草原で絵を描く節子のそばにいた「私」は、突然の風に画架を倒され、二人の時間を刻む一節を口にします。季節が巡り、婚約者となった二人は節子の病と向き合い、高原の療養所で限られた時間を共に過ごします。風、白樺、雪、山小屋の明りを通して、愛することの幸福と不安、記憶を抱えて生きることを静かに見つめる全5話です。

時代背景

原作は1936年から1938年に各誌で発表された章をもとに成立した昭和初期の作品です。結核療養のため八ヶ岳山麓のサナトリウムへ向かう時代背景と、洋装・和装が交わる当時の生活を踏まえて漫画化しています。

テーマ

愛と生病と療養記憶自然と季節喪失と受容

注目点

  • 風、白樺、画架、重なる手を反復し、二人の距離と季節の変化を静かに結びます。
  • 節子の気丈さと「私」の言えない恐れを、吹き出しの間と視線のすれ違いで描きます。
  • 草原の記憶から高原の療養生活へ、色温度と光の変化で物語をつなぎます。

主な登場人物

堀辰雄の代表作『風立ちぬ』を全5話で漫画化した連載です。結核を病む婚約者・節子と「私」が、高原のサナトリウムで限られた時間を共に過ごし、生きることと愛することを見つめます。

私
物語の語り手。節子の病を知りながら婚約し、高原の療養所に付き添います。
節子
私の婚約者。草原で絵を描いていた女性で、結核を患っています。
節子の父
娘の身を案じ、私に療養所行きを託します。
サナトリウム院長
八ヶ岳の麓の療養所の院長。節子の病状を私に伝えます。

『風立ちぬ』のよくある疑問

結末には触れていません

「風立ちぬ、いざ生きめやも」とは?

フランスの詩人ヴァレリーの詩句を堀辰雄が訳した言葉で、作品の冒頭に置かれています。風が立った瞬間に、生きようという思いが呼び起こされる場面です。

宮崎駿監督の映画との関係は?

スタジオジブリの映画『風立ちぬ』(2013年)は、零戦設計者の堀越二郎の人生に、堀辰雄の小説の要素を重ねて作られました。小説そのものは、療養所で過ごす二人の物語です。

『風立ちぬ』の作者は誰?

堀辰雄(1904〜1953年)です。

『風立ちぬ』はいつ発表された?

初出は序曲「改造」1936年12月号、春「新女苑」1937年4月号、風立ちぬ「改造」1936年12月号、冬「文藝春秋」1937年1月号、死のかげの谷「新潮」1938年3月号です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

全5話・150ページで、通して読むと約45分が目安です(1ページ18秒で計算)。1話ずつ区切って読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

節子はどうなる?

節子は療養所で冬を越すことができずに亡くなります。最終章「死のかげの谷」では、節子を亡くした私がひとり雪の山小屋で冬を過ごし、彼女が遺してくれた幸福を静かにかみしめます。

作者・堀辰雄について

1904〜1953年

東京出身の小説家。芥川龍之介に師事し、軽井沢などを舞台に、生と死、愛を見つめる繊細な作品を書きました。

主な作品:風立ちぬ、聖家族、菜穂子

堀辰雄の漫画をすべて見る(1作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
風立ちぬ
著者名
堀辰雄
底本
「昭和文学全集 第6巻」小学館
底本の親本
「堀辰雄全集 第1巻」筑摩書房
初出
序曲「改造」1936年12月号、春「新女苑」1937年4月号、風立ちぬ「改造」1936年12月号、冬「文藝春秋」1937年1月号、死のかげの谷「新潮」1938年3月号
入力者
kompass
校正者
浅原庸子
著作権・利用条件
堀辰雄の著作権保護期間が満了し、青空文庫で公開されている本文を使用しています。底本・親本・初出・入力・校正情報を記録しています。
漫画化に使用した版
青空文庫版『風立ちぬ』を、序曲から死のかげの谷まで全5話構成の縦読み漫画として再構成。第1話は草原の記憶からサナトリウムへ向かう決意まで、第2話は高原への到着から春・夏の療養生活と病の深まりまで、第3話は父との再会から絶対安静の日々、二人の生の幸福を小説に刻もうとする『私』まで、第4話は物語の結末を模索する冬の日々、節子の喀血と別室療養、父の横顔を山影に見る場面まで、第5話は節子を失った『私』が雪のK村へ戻り、教会、リルケの『鎮魂歌』、山小屋の明りを通して、その愛を内に受け取り直す結末までを描きます。
AI生成・編集方針
原文の意味、人物関係、時代背景と核になる言葉を保つ対話方針を固定し、登録済み人物設定画を参照して、全ページを生成AIで制作しています。
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