
指環
江戸川乱歩


私には、不幸な友人がいました。
彼は小さい頃から、映るものにだけ心を奪われていた。
この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
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結末に触れない紹介です
鏡とレンズに強い興味を持つ青年は、反射、拡大、投影、万華鏡と、光を操る遊びへ次々に没頭します。器具はしだいに大きく私的になり、友人にも見せない球体の鏡を作り始めます。外界を映すはずの鏡が、もし全方向から自分だけを映したら何が見えるのか。好奇心が閉ざされた実験へ変わる心理怪奇譚です。
原作は大正から昭和初期の都市文化を背景にした江戸川乱歩の作品です。新しい住居、光学器械、新聞、鉄道など当時の近代性が怪奇と犯罪へ反転する感覚を漫画で再現しています。光学器械が広まり始めた近代の驚きを、蒐集癖と心理的恐怖へ発展させた怪奇短編です。
江戸川乱歩が1926年に発表した短編「鏡地獄」の漫画版です。鏡とレンズに取り憑かれた青年が、光を操る遊びから、誰にも見せない球体の鏡の実験へとのめり込んでいきます。
結末には触れていません
反射、拡大、投影、万華鏡と、光を操る好奇心がしだいに閉ざされた実験へ変わっていく心理怪奇譚です。乱歩の「レンズ嗜好」がよく表れた作品として知られます。
内側がすべて鏡になった大きなガラス玉です。全方向から自分だけを映したら何が見えるのか、という問いが物語の中心になります。
江戸川乱歩(1894〜1965年)です。
初出は「大衆文芸」1926(大正15)年10月です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
彼は内側が鏡張りの球体の中に入り込み、叫び声が聞こえたため友人たちが玉を壊して助け出します。しかし出てきた彼は笑い続け、その目は誰も見ていませんでした。鏡の中で何を見たのかは、誰にも分からないまま残されます。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。