
指環
江戸川乱歩


好き合っていたのではございません。
仲人が母を説き、母が私に申し聞かせたのです。
門野様は、凄いほどの美男子だとか。
でも、女ぎらいとの噂もございました。
御縁組
この読切は全20ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
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結末に触れない紹介です
旧家へ嫁いだ十九歳の京子は、美しい夫・門野の優しさに包まれて暮らします。ところが夫は夜ごと屋敷の土蔵へ通い、二階からは女と語り合う声が聞こえます。相手を確かめようとした京子は、閉ざされた長持と精巧な人形へたどり着きます。生身の妻と作られた像のどちらを愛するのか。嫉妬が現実と幻想の境を揺らす告白体怪奇譚です。
原作は大正から昭和初期の都市文化を背景にした江戸川乱歩の作品です。新しい住居、光学器械、新聞、鉄道など当時の近代性が怪奇と犯罪へ反転する感覚を漫画で再現しています。人形蒐集と旧家の土蔵という大正期の怪奇趣味を、妻の告白という親密な視点から描いています。
江戸川乱歩が1926年に発表した短編「人でなしの恋」の漫画版です。旧家に嫁いだ十九歳の京子が、夜ごと土蔵へ通う美しい夫・門野の秘密を探り、精巧な人形へたどり着く告白体の怪奇譚です。
結末には触れていません
人間ではないものへの恋、という意味です。題名自体が物語の秘密を示しています。
年を重ねた京子が、若い日の出来事を丁寧な語り口で打ち明ける告白体の小説です。静かな語りが、かえって恐ろしさを際立たせます。
江戸川乱歩(1894〜1965年)です。
初出は「サンデー毎日」大阪毎日新聞社、1926(大正15)年10月1日です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の20ページで、約6分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
土蔵の長持の中には、美しい女の人形が入っていました。嫉妬に駆られた京子は人形を打ち壊してしまいます。その夜、土蔵へ入った門野は戻らず、京子が駆けつけると、壊れた人形のそばで門野は命を絶っていました。人間と土くれの情死でした。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。