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アンゴウの表紙

アンゴウ

原作: アンゴウ / 著者: 坂口安吾

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約8分・24ページ

戦後の神田で見つけた一冊の古書。数字だけの紙片が、戦火に失われた家族と疑念の記憶を呼び戻す。坂口安吾の短編を、暗号と喪失のサスペンスとして漫画化。

2026-05-05読切短編
全1話 暗号の帰還 2ページ
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扉には、見覚えのある印があった。

戦死した旧友、神尾の蔵本に相違ない。

これは……?

スルッ

日本古代に於ける社会組織の研究

伊東乾著

神尾蔵書

魚紋書館 用箋

34 14 14

37 1 7

36 4 10

54 11 2

370 1 2

366 2 4

この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

戦後の神田で、矢島は偶然手にした古書から数字だけが並ぶ紙片を見つけます。それは空襲で失った家族と、かつて自分が抱いた疑いを呼び戻す「暗号」でした。紙片は誰が、何のために残したのか。現在の古書店と焼け跡の記憶を往復しながら、矢島は忘れたかった過去をもう一度読み直していきます。

時代背景

原作は坂口安吾が近代から戦後の価値観の揺らぎを背景に書いた短編です。常識や美しさの裏側にある欲望、孤独、疑念を、原作の皮肉と幻想性を残して漫画化しています。本作では終戦直後の神田と空襲の記憶が、紙片の暗号を通して重なります。

テーマ

戦争の記憶家族と疑念暗号喪失

注目点

  • 数字だけの紙片が、推理の手がかりであると同時に家族の記憶を開く鍵になります。
  • 戦後の古書店と戦時中の家庭を往復する構成で、記憶の不確かさを見せています。
  • 真相そのものだけでなく、疑った人間がその後をどう生きるかが中心に置かれています。

主な登場人物

坂口安吾が1948年に発表した短編「アンゴウ」の漫画版です。戦後の神田で、矢島は偶然手にした古書から数字だけが並ぶ紙片を見つけ、空襲で失った家族と、かつて抱いた疑いの記憶に向き合います。

矢島
戦地から復員した男。二人の子どもの消息は絶え、失明した妻タカ子と暮らしています。
タカ子
矢島の妻。戦争中に視力を失いました。
秋夫・和子
戦争で消息を絶った矢島の二人の子どもたちです。

『アンゴウ』のよくある疑問

結末には触れていません

暗号はどんな仕組み?

数字がページ・行・文字の位置を示し、特定の本の文字を拾っていくと文章になる仕組みです。どの本が「鍵」なのかが謎を解く手掛かりになります。

どんな雰囲気の作品?

推理小説の形を取りながら、戦争で失われた家族への思いを描いた作品です。現在の古書店と焼け跡の記憶が往復します。

『アンゴウ』の作者は誰?

坂口安吾(1906〜1955年)です。

『アンゴウ』はいつ発表された?

初出は「サロン別冊 特選小説集・第二輯」1948(昭和23)年5月20日です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

暗号を書いたのは誰だった?

矢島は、暗号が友人・神尾の蔵書と妻タカ子に関わる秘密のやりとりではないかと疑っていました。しかし解いてみると、それは子どもたち、秋夫と和子が父の蔵書を使って遊んでいた暗号遊びの手紙でした。「イツモノ処ニイマス」という子どもたちの言葉に、矢島は一生分より多く泣き、なんといとしい暗号だろうと思うのでした。

作者・坂口安吾について

1906〜1955年

新潟県出身の小説家・評論家。戦後の評論「堕落論」で注目され、太宰治らとともに「無頼派」と呼ばれました。幻想的な作品から推理小説まで多彩に書きました。

主な作品:堕落論、桜の森の満開の下、白痴、不連続殺人事件

坂口安吾の漫画をすべて見る(5作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
アンゴウ
著者名
坂口安吾
底本
坂口安吾全集 06
底本の親本
サロン別冊 特選小説集・第二輯
初出
「サロン別冊 特選小説集・第二輯」1948(昭和23)年5月20日
入力者
tatsuki
校正者
土井亨
著作権・利用条件
坂口安吾没後70年を経過した青空文庫公開作品を対象とし、底本情報を記録しています。
漫画化に使用した版
青空文庫版「アンゴウ」を使用し、1940年代後半の戦後東京を意識して漫画用ネームへ再構成。
AI生成・編集方針
原文の心理サスペンスと結末の反転を尊重しつつ、生成AIで全ページのコマ、台詞、出典ページを画像化しています。
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