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ロミオとヂュリエットの表紙

ロミオとヂュリエット

原作: ROMEO AND JULIET / 著者: シェークスピア ウィリアム / 翻訳: 坪内逍遙

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約9分・29ページ(全10話)

古い憎しみを引き継ぐ二つの家。その争いが支配するヴェローナで、恋と若者たちの意志が動き始める。坪内逍遙訳をもとに描く、愛と家名の物語。

2026-09-11連載・完結長編
第1話 二つの家 2ページ
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この憎しみの中から、死の影を負う二人の恋が生まれる。

第1話は全29ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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エピソード(全10話)

第1話 二つの家

従僕の挑発から始まった乱闘に、領主は命をもって償わせると警告する。片思いに沈むロミオと縁談を持ちかけられるジュリエット。それぞれの思いが宴の夜へ向かう。

約9分・29ページ

第2話 仮面舞踏会

仮面をつけてキャピュレット家の宴へ入ったロミオは、踊るジュリエットに目を奪われる。聖者と巡礼にたとえた言葉が二人を近づける一方、ティボルトはその声を聞き分けていた。

約9分・28ページ

第3話 名前が何だ

庭の暗がりで、ロミオはジュリエットが家名を嘆く声を聞く。二人は名前を越えて互いの心を確かめるが、彼女は性急な誓いをためらう。明日の使者を約束した夜が、夜明けのロレンス神父の庵へつながる。

約9分・28ページ

第4話 秘密の婚礼

ティボルトの決闘状が噂される街で、ロミオは友人たちと明るく言葉を交わす。ジュリエットの使者として来た乳母に託すのは、昼過ぎの婚礼の約束。待ちわびる少女の焦りと、神父の慎重な戒めが、二人の再会へ重なる。

約8分・26ページ

第5話 運命の玩弄物

暑いヴェローナの街で、ティボルトがロミオに剣を向ける。争いを拒む理由を友人には明かせないロミオ。その態度に憤るマキューシオと、仲裁を試みるベンヴォーリオ。秘密の婚礼を知らない者たちの言葉が、危うい間合いを縮めていく。

約9分・30ページ

第6話 追放

夫を待つジュリエットのもとへ、乳母が取り乱して戻ってくる。ティボルトの死とロミオの追放を知った彼女は、従兄への悲しみと夫への思いの間で揺れる。一方、ロレンスの庵では、絶望するロミオに神父が生き延びる道を示す。二人の間を渡る指輪に希望が託される夜、キャピュレット邸では娘の知らない縁談が動き始める。

約9分・28ページ

第7話 別れの朝

夜明けの窓辺で、ロミオとジュリエットは鳥の声に耳を澄ます。離れがたい二人に、朝の光が別れを迫る。夫を送り出したジュリエットに告げられるのは、木曜日の婚礼。家族との対立のなか、最後に頼った乳母の言葉も、彼女の心を遠ざけていく。ひとり庵へ向かう娘の訴えに、ロレンス神父は危うい救いの道を示す。

約9分・30ページ

第8話 死のまねごと

神父のもとから帰ったジュリエットは、父に従うふりをする。喜んだ父が婚礼を翌朝へ早めるなか、娘は母と乳母を下がらせ、一人で薬瓶に向き合う。効かなかったら、毒だったら、墓で先に目覚めたら。恐ろしい想像が押し寄せる寝室の外では、誰も事情を知らず、婚礼の準備が夜通し続いていた。

約9分・28ページ

第9話 届かなかった手紙

マンチュアで明るい夢を見たロミオのもとへ、ヴェローナから使者が来る。待ち望んだ神父の手紙はなく、伝えられたのはジュリエットの埋葬だった。貧しい薬屋、足止めされた修道士、夜の墓所に花を捧げるパリス。それぞれが知らない事情を抱え、同じ夜へ向かっていく。

約9分・28ページ

第10話 悲しい朝

夜の墓所で、ロミオはなお美しいジュリエットに語りかける。急ぐ神父、近づく夜番、まだ知らない事情を抱える両家。届かなかった言葉の行き先が、証言と一通の手紙によって明らかになっていく。愛と家名をめぐる全10話の最終話。

約9分・28ページ

STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

ヴェローナの名家、モンタギューとキャピュレット。長年の憎しみは従僕たちにも受け継がれ、些細な挑発が町を巻き込む争いへ広がります。報われない恋に沈んでいたロミオは、敵方の宴でジュリエットと出会い、聖者と巡礼にたとえた言葉を交わします。庭の暗がりと二階の窓を隔て、二人が問うのは家名と心の関係です。名前が違っても薔薇の香りは変わらないという問い。変わりやすい月には誓わないでという願い。乳母が二人の間を走り、神父は恋の勢いを戒めながら婚礼を助けます。しかし街頭では、その婚礼を知らない若者たちの名誉と怒りがぶつかります。事件の知らせと追放、夜明けの窓辺での別れ。娘の涙を従兄への悲しみと受け取る母、別の婚礼を命じる父、現実的な道を勧める乳母の間で、ジュリエットは相談相手を失っていきます。自分の誓いを守ろうとする娘と、危うい望みに託す神父。一方、遠いマンチュアのロミオは、限られた知らせを頼りに動きます。婚礼と葬送の花、二通の手紙、墓所の灯りが、人々の異なる思いを結びます。詩的な言葉を交わす恋人たちの近さと、事情を知らない家族や友人たちとの距離。何が伝わり、何が届かなかったのかを辿りながら、恋愛の意志と、争いを引き継いだ者たちの責任に向き合う全10話です。

時代背景

シェークスピアの英語原作は1597年に初刊されました。本漫画は、中央公論社が1933年10月30日に刊行した『新修シェークスピヤ全集 第二十五卷』所収の坪内逍遙訳を用いた青空文庫テキストに基づきます。舞台はイタリアのヴェローナと、追放されたロミオが滞在するマンチュア。衣服や建築はルネサンス期イタリアを参照した漫画上の造形で、原作が特定の年を指定しているという意味ではありません。

テーマ

恋愛と意志家族運命の皮肉

注目点

  • 聖者と巡礼、名前と薔薇、雲雀とナイチンゲールという比喩が、出会いから別れまでの心の変化を結びます。
  • 婚礼を知る者と知らない者、同じ涙を違う理由で受け取る家族の間に、言葉のすれ違いが重なります。
  • 婚礼と葬送の花、指輪、二通の手紙を小道具として辿ると、人物ごとに持っている情報の違いが見えてきます。
  • 夜の灯りと明け方の白場を対比し、恋人たちの時間と町を動かす時間のずれを描きます。
  • 終幕では一人の説明だけで結論を急がず、従者の証言と手紙を重ね、生き残った人々の責任へ視点を移します。

主な登場人物

シェークスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』を、坪内逍遙訳(題名表記は「ロミオとヂュリエット」)をもとに全10話で漫画化した連載です。敵同士の名家に生まれた若い二人の恋と、その周囲の人々を描きます。

ロミオ
モンタギュー家の息子。敵方キャピュレット家の宴でジュリエットと出会い、恋に落ちます。
ジュリエット
キャピュレット家の一人娘。家名と自分の心の間で、ロミオへの誓いを守ろうとします。
ロレンス神父
ロミオの相談相手。恋の勢いを戒めながらも、二人の婚礼を助けます。
乳母
ジュリエットを育てた女性。二人の間を走り、使いを務めます。
マキューシオ・ティボルト
ロミオの友人マキューシオと、ジュリエットの従兄ティボルト。二人の衝突が物語を大きく動かします。

『ROMEO AND JULIET』のよくある疑問

結末には触れていません

有名な「バルコニーの場面」は何話?

ロミオが庭からジュリエットの窓辺を見上げる場面は、物語の前半で描かれます。「名前が違っても薔薇の香りは変わらない」という問いや、「変わりやすい月には誓わないで」という願いが交わされる場面です。

坪内逍遙訳とは?

明治から昭和にかけてシェークスピア全作品を日本語に訳した坪内逍遙の翻訳です。この漫画は1933年刊の全集版をもとにした青空文庫テキストに基づいています。

『ROMEO AND JULIET』の作者は誰?

シェークスピア ウィリアム(1564〜1616年)です。この漫画は坪内逍遙による翻訳をもとにしています。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

全10話・283ページで、通して読むと約85分が目安です(1ページ18秒で計算)。1話ずつ区切って読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

二人の恋はどんな結末を迎える?

ロミオは決闘でティボルトを殺してしまい追放されます。別の婚礼を迫られたジュリエットは、神父の薬で仮死状態になる計画に賭けますが、その知らせはロミオに届きません。墓所で彼女が死んだと思ったロミオは毒を飲み、目覚めたジュリエットも後を追います。二人の死を前に、両家はようやく和解します。

作者・シェークスピア ウィリアムについて

1564〜1616年

イングランドの劇作家・詩人ウィリアム・シェイクスピア。四大悲劇や数多くの喜劇・史劇を書き、世界の文学と演劇に大きな影響を与えました。

主な作品:ロミオとジュリエット、ハムレット、マクベス

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青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
ROMEO AND JULIET
著者名
シェークスピア ウィリアム
翻訳者
坪内逍遙
底本
ロミオとヂュリエット 新修シェークスピヤ全集 第二十五卷
入力者
osawa
校正者
土屋隆
著作権・利用条件
シェークスピア原作、坪内逍遙訳の青空文庫公開テキストをもとに漫画化しています。台詞・構成・人物と背景の造形にはAIによる翻案を含みます。
漫画化に使用した版
坪内逍遙訳「ロミオとヂュリエット 新修シェークスピヤ全集 第二十五卷」(中央公論社、1933年10月30日発行)に基づく青空文庫公開テキスト(作品ID 42773、2010年11月9日修正)。
AI生成・編集方針
坪内逍遙訳をもとに、原作の意味・人物関係・時代背景・主要な比喩を保ちながら、台詞と内心を現代日本語へ翻案し、全10話の漫画として再構成します。人物・背景の造形とコマ構成にはAIによる解釈を含みます。
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