
自殺を買う話
橋本五郎

原作: マカーガー峡谷の秘密 / 著者: アンブローズ・ビアス / 翻訳: 妹尾韶夫
約8分・24ページ
人里離れた峡谷の廃屋に泊まった男が、奇妙な夢と説明のつかない物音に遭遇する。夜と孤独を愛する語り手の理性が揺らぐ、ビアス原作・妹尾韶夫訳の怪奇短編。

一八七四年、夏。
私はシエラ・ネヴァダの山中で猟をしていた。
谷の奥に、一軒の廃屋があった。
この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
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結末に触れない紹介です
一八七四年の夏、狩猟に出た語り手は、シエラ・ネヴァダ付近の人里離れた峡谷で一夜を過ごすことにする。寝床は朽ちた一軒家、夕食は自分で仕留めた鳥。孤独も夜も好む彼には、満ち足りた時間になるはずだった。ところが、暖炉の火が弱まるにつれ、開いた戸口と窓の向こうの闇から目を離せなくなる。やがて眠りの中に、訪れたことのない街と見知らぬ男女が現れる。理性では退けられない恐れを、限られた視界と物音、一人称の語りからたどる怪奇短編。
原作者ビアスは十九世紀後半から二十世紀初めに活動したアメリカの作家です。作中の廃屋での一夜は一八七四年夏、後日談は数年後に設定されています。本漫画は一九五九年刊の底本に基づく妹尾韶夫訳を使用し、衣装と背景は十九世紀のアメリカ西部とエディンバラを想定して描いています。
狩猟の途中、人里離れた廃屋に泊まることにした男。孤独を楽しむはずの一夜に、説明のつかない恐れと奇妙な夢が忍び寄ります。ビアスの怪奇短編を妹尾韶夫訳から漫画化した読切です。
結末には触れていません
一八七四年の夏、シエラ・ネヴァダ付近のマカーガー峡谷で始まります。語り手は狩猟に出かけ、人家から遠く離れたため、峡谷に残る廃屋で夜を過ごします。
夜や孤独が好きな語り手も、扉や窓のない家の中では、外の暗闇に不安を覚えます。理性で否定することまで怖くなる、感情と理屈のずれが描かれています。
アンブローズ・ビアス(1842〜1914年頃)です。この漫画は妹尾韶夫による翻訳をもとにしています。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
数年後、廃屋の床下から格子縞の肩掛けをまとった女性の遺体が見つかったと聞かされます。夢で見た夫婦の名と出身地が実際の住人と重なり、さらに夫の写真の傷痕が夢の男と一致します。語り手は動揺しますが、自分の体験を食卓の人々には語りません。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。