
盗まれた手紙
エドガー・アラン・ポー

原作: The Black Cat / 著者: エドガー・アラン・ポー / 翻訳: 佐々木直次郎
約8分・24ページ
死刑前夜の男が語る、黒猫プルート、燃え残った壁、そして地下室から響く声。エドガー・アラン・ポーの怪奇短編を、現代の漫画台詞で読みやすく再構成した一話完結ホラー。

昔の僕は、動物が好きだった。
この人なら、わかってくれると思った。
家は、にぎやかだった。
この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
続きを無料で読むSTORY GUIDE
結末に触れない紹介です
動物好きだった男は酒に溺れるにつれ、妻や黒猫プルートへ暴力を向けるようになります。ある夜の出来事を境に、よく似た別の黒猫が彼の生活へ入り込み、罪悪感と憎しみを刺激します。猫の胸に浮かぶ模様、焼けた家の壁、地下室の気配は偶然なのか。自分は正気だと訴える語り手の言葉から破綻を読むゴシック怪奇譚です。
原作は19世紀アメリカの作家エドガー・アラン・ポーによるゴシック短編です。告白する語り手の主観と不安定さを生かし、時代物の室内と心理の暗部が重なるよう漫画化しています。
エドガー・アラン・ポーの怪奇小説「黒猫」(1843年)を佐々木直次郎訳で漫画化した読切です。酒に溺れて妻と黒猫に暴力を向けるようになった男が、自分は正気だと訴えながら、罪の顛末を告白します。
結末には触れていません
「天邪鬼(あまのじゃく)」の心、つまり悪いと分かっていることをしてしまう衝動を描いたゴシック怪奇小説です。信用できない語り手の告白という形式も特徴です。
二匹目の黒猫の胸の白い模様は、しだいに絞首台の形に見えてきます。語り手の罪の意識を映す象徴です。
エドガー・アラン・ポー(1809〜1849年)です。この漫画は佐々木直次郎による翻訳をもとにしています。
初出は「フィラデルフィア合衆国土曜郵便」1843年8月19日号です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
語り手は猫を殺そうとして止めに入った妻を斧で殺し、死体を地下室の壁に塗り込めます。警察の捜索の際、得意になって壁を叩くと、中から泣き声が響きます。壁を壊すと、妻の死体の頭の上に、一緒に塗り込めてしまった黒猫が座っていました。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。