
マカーガー峡谷の秘密
アンブローズ・ビアス


海洋研究所 御中
漂着日は不明。中身は、葉書ではなく手記のようです。
三本とも、封をしたまま送付します。
この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
続きを無料で読むSTORY GUIDE
結末に触れない紹介です
海から拾われた三本の瓶には、孤島に取り残された兄妹の手記が入っていました。新しい手紙から古い手紙へと逆向きに読むほど、救助を待つ言葉の奥から、島で積み重なった年月と二人だけの関係が浮かび上がります。助かりたいのに救いを恐れる心は、いつ、なぜ生まれたのか。読者が断片を組み立てる心理怪奇譚です。
原作は昭和初期の探偵・怪奇文学を代表する夢野久作の書簡体短編です。断片が逆向きに読まれる構成を保ち、孤島の時間と書き手の心理が少しずつ変化するよう再構成しています。
夢野久作が1928年に発表した短編「瓶詰地獄」の漫画版です。海岸に流れ着いた三本のビール瓶に入っていた手紙から、孤島に取り残された兄妹の年月が浮かび上がります。
結末には触れていません
海洋研究所の役人から村役場への届けに続き、三通の手紙が並べられます。手紙は書かれた順とは逆の順番で読まれ、読者は断片から過去を組み立てることになります。
『ドグラ・マグラ』で知られる昭和初期の作家で、探偵小説や怪奇幻想小説を多く書きました。
夢野久作(1889〜1936年)です。
初出は「猟奇」1928(昭和3)年10月です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
逆順に読むと、救助を待ち望んでいた幼い兄妹が、成長するにつれて互いへの思いと罪の意識に苦しみ、助けを恐れるようになっていった過程が見えてきます。最後の手紙は、救助の船が見えたとき、二人が海に身を投げようとしていることを示唆しています。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。