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坊っちゃんの表紙

坊っちゃん

原作: 坊っちゃん / 著者: 夏目漱石

第1話から無料で読む

約9分・29ページ(全11話)

曲がったことが嫌いで、考えるより先に動く江戸っ子の「坊っちゃん」。ただ一人まっすぐ信じてくれた清を東京に残して四国へ渡り、癖の強い教員や生徒たちと向き合う教師生活を描く全11話の漫画化。

2026-07-25連載・完結長編累計閲覧開始数(日次ユニーク) 17回
第1話 親譲りの無鉄砲 2ページ
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第1話は全29ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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エピソード(全11話)

第1話 親譲りの無鉄砲

二階から飛び降り、栗泥棒を追い、家族から将来を案じられた坊っちゃん。誰よりも彼を信じる清との絆を胸に、物理学校を卒業して四国の中学校教師として旅立つまでを描きます。

約9分・29ページ

第2話 四国の中学校

四国へ着いた坊っちゃんは、小さな汽車で宿へ向かい、翌日には中学校へ。大仰な校長、赤シャツ、うらなり、山嵐、野だいこと癖の強い教員陣に出会い、初授業を目前にします。

約8分・25ページ

第3話 赤手拭先生

初授業で生徒の挑発と難問にさらされた坊っちゃん。天麩羅蕎麦、団子、赤手拭、温泉での泳ぎまで逐一黒板に書かれ、狭い町の監視と嘲笑に追い詰められていきます。

約8分・25ページ

第4話 バッタ事件

寄宿舎で初めて宿直する坊っちゃんを待っていたのは、毛布いっぱいのバッタだった。生徒を問い詰め、夜の廊下を駆け、夜明けまで意地を張り通す一夜を描きます。

約9分・29ページ

第5話 赤シャツの釣り

赤シャツ、野だいこ、坊っちゃんは秋の海へ釣りに出る。魚をめぐる軽口に苛立つ坊っちゃんは、帰り舟で赤シャツから名指しを避けた含みのある忠告を聞かされます。

約8分・25ページ

第6話 正義はどちらだ

赤シャツから山嵐を警戒するよう吹き込まれた坊っちゃんは、氷水代の返済をめぐって山嵐と衝突する。午後の職員会議では、バッタ事件の処分をめぐり教員たちの立場が鮮明になります。

約9分・29ページ

第7話 マドンナの秘密

新しい下宿でうらなりとマドンナの噂を聞いた坊っちゃんのもとへ、清から長い手紙が届く。温泉へ向かう駅で噂の女性と赤シャツを目撃し、人間関係への疑いを深めていきます。

約9分・29ページ

第8話 うらなりの転任

うらなりの延岡転任と自分の増給を知らされた坊っちゃん。下宿で転任の事情を聞き出すと、夜の赤シャツ宅へ押しかけ、巧みな説明を受けても増給返上の意志を貫きます。

約9分・29ページ

第9話 うらなり送別会

うらなりの送別会で、校長と赤シャツは栄転と別れを惜しむ美辞麗句を並べます。やがて宴席が酒と芸者を呼ぶ騒ぎへ崩れるなか、坊っちゃんは孤立するうらなりを連れ帰ろうとし、山嵐も同じ側に立ちます。

約9分・27ページ

第10話 祝勝会の大乱闘

日露戦争の祝勝会で町へ出た坊っちゃんと山嵐。剣舞の最中に生徒の乱闘へ飛び込み、新聞には扇動者と書かれます。山嵐だけに辞職を迫る処分へ坊っちゃんも辞表を差し出し、二人は赤シャツの動きを確かめるため角屋を張り込みます。

約10分・31ページ

第11話 天誅、そして東京へ

七夜目、角屋から姿を現した赤シャツと野だいこに、坊っちゃんと山嵐は『天誅』を下します。学校を辞めた二人は町を去り、坊っちゃんは清の待つ東京へ。正直さを貫いた先に見つけた帰る場所を描く最終話です。

約10分・31ページ

STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

曲がったことが嫌いで、考えるより先に動く江戸っ子の坊っちゃん。家族から疎まれても彼を信じ続けた清を東京へ残し、四国の中学校教師として新生活を始めます。大仰な校長、気取った赤シャツ、追従する野だいこ、温厚なうらなり、豪放な山嵐、生意気な生徒たち――癖の強い人々に囲まれ、授業の挑発、温泉での監視、宿直室のバッタ騒動、釣り舟での含みある忠告に振り回されながらも、坊っちゃんは率直さを曲げません。清から届く手紙を心の支えに、うらなりの転任と自分の増給、送別会の美辞麗句、祝勝会の乱闘、新聞の虚報へ向き合ううち、敵味方だと思っていた人々の本心が少しずつ見えてきます。体面や履歴を守るのか、義理と正直さを通すのか。坊っちゃんと山嵐は、町を覆う偽善の正体を確かめるため行動を重ねていきます。

時代背景

原作は1906(明治39)年4月の「ホトトギス」に発表され、翌1907年に春陽堂刊『鶉籠』へ収録されました。漱石自身の松山中学赴任経験を背景に持つ作品ですが、本漫画の人物像は作者の肖像ではなく原文とシリーズ人物設定に基づいています。明治後期の港、伊予鉄道の小型蒸気機関車、木造校舎、城下町、旅館や下宿の生活道具、和装女性の髪形や日傘を参照し、人物のあだ名と噂は坊っちゃんの主観や伝聞として描いています。 第8話の転任先である延岡は明治期に宮崎県へ編入された地域で、原文の船と馬車を乗り継ぐ長旅は当時の交通条件を示すものとして、坊っちゃんの主観的な旅程イメージに限定して描いています。第9話の会場は旧家老屋敷を料理屋へ転用した花晨亭の記録を参照し、五十畳の大広間、床の間、伊万里の大瓶と松、明治後期の宴席や芸者の装いを原作描写に沿って再構成しています。第10話は日露戦争後の祝勝行事、剣舞、新聞報道、瓦斯燈、明治後期の警察・学校・城下町の服装と建築を参照しつつ、特定の実在校名や新聞題字を画面へ持ち込まない匿名化した表現で再構成しています。第11話の帰京は明治後期の汽船・鉄道・新橋駅、街鉄の技手の仕事と東京の借家、原文に記された小日向の養源寺を基準に描いています。

テーマ

無鉄砲と正直家族との断絶清の無条件の信頼不公平への反発教師生活と反骨教師間の疑いと信頼、偽善への反発、義理と連帯、清との帰る場所

注目点

  • 家族の冷たい距離と清の手渡す菓子や小遣いを対照させ、二人の言葉にしにくい親愛を描きます。
  • 港から小さな汽車、五円の茶代、校長への辞令返上、癖の強い教員紹介まで、坊っちゃんの直情を際立たせます。
  • 大声の『先生』と難しい幾何の問題で、新任教師としての虚勢と冷汗をテンポよく描きます。
  • 天麩羅四杯、団子二皿七銭、赤手拭、温泉での泳ぎが黒板へ増殖し、町全体に見張られる可笑しさと息苦しさを重ねます。
  • うらなりの転任、送別会の偽善、新聞の虚報を経て、坊っちゃんと山嵐が『天誅』を実行し、清の待つ東京へ帰る結末までを描きます。

主な登場人物

夏目漱石の『坊っちゃん』(1906年)を全11話で漫画化した連載です。無鉄砲で正義感の強い江戸っ子の青年が、四国の中学校に数学教師として赴任し、癖の強い同僚や生徒たちとぶつかります。

坊っちゃん
語り手。「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」江戸っ子の新米数学教師です。
清
坊っちゃんの家の老女中。家族に疎まれた坊っちゃんを、ただ一人信じて可愛がります。
山嵐
数学の主任教師・堀田。豪放な性格で、やがて坊っちゃんの味方になります。
赤シャツ
文学士の教頭。いつも赤いシャツを着て、裏で策をめぐらせます。
うらなり・野だいこ・狸
気の弱い英語教師うらなり(古賀)、赤シャツにこびる画学教師の野だいこ(吉川)、校長の狸です。
マドンナ
うらなりの婚約者だった令嬢。赤シャツとの関係が噂されます。

『坊っちゃん』のよくある疑問

結末には触れていません

あだ名は誰が付けた?

赤シャツ、山嵐、うらなり、野だいこ、狸などは、坊っちゃんが同僚たちに心の中で付けたあだ名です。人物の特徴をひと言で表すあだ名が、作品のユーモアを生んでいます。

舞台の町はどこ?

作中では地名が明示されませんが、漱石が愛媛県尋常中学校で教えた経験をもとにしており、松山がモデルとされています。「坊っちゃん湯」などの名所もあります。

『坊っちゃん』の作者は誰?

夏目漱石(1867〜1916年)です。

『坊っちゃん』はいつ発表された?

初出は「ホトトギス」1906(明治39)年4月です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

全11話・309ページで、通して読むと約93分が目安です(1ページ18秒で計算)。1話ずつ区切って読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

坊っちゃんと山嵐は最後に何をする?

赤シャツの策略でうらなりは転任させられ、山嵐も辞職に追い込まれます。坊っちゃんと山嵐は、赤シャツと野だいこが芸者遊びから朝帰りするところを待ち伏せて懲らしめ、そのまま町を去ります。東京に戻った坊っちゃんは清と暮らしますが、清はやがて亡くなり、坊っちゃんの寺に葬られることを望みます。

作者・夏目漱石について

1867〜1916年

江戸(東京)出身の小説家・英文学者。英国留学の後、『吾輩は猫である』で作家として出発し、近代人の孤独とエゴイズムを描いて日本の近代文学を代表する存在となりました。

主な作品:吾輩は猫である、坊っちゃん、こころ、夢十夜

夏目漱石の漫画をすべて見る(4作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
坊っちゃん
著者名
夏目漱石
底本
ちくま日本文学全集 夏目漱石(筑摩書房)
底本の親本
夏目漱石全集(ちくま文庫、筑摩書房)
初出
「ホトトギス」1906(明治39)年4月
入力者
真先芳秋
校正者
柳沢成雄
著作権・利用条件
夏目漱石の著作権保護期間が満了し、青空文庫で公開されている本文を使用しています。底本・親本・初出・入力・校正情報を記録しています。
漫画化に使用した版
青空文庫版『坊っちゃん』を原文の章立てと出来事の因果に沿って全11話の縦読み漫画として再構成。第1話は幼少期から四国への出発まで、第2話は港への到着、中学校の教員紹介、下宿の手配、初授業直前まで、第3話は初授業、生徒の挑発、天麩羅蕎麦と団子、赤手拭、温泉での泳ぎをめぐる監視と落書きまで、第4話は寄宿舎での宿直、バッタ事件、夜通しの攻防と翌朝の処理まで、第5話は赤シャツたちとの釣り、魚をめぐる軽口、帰り舟で交わされる含みのある忠告までを描きます。第6話は赤シャツからの忠告、氷水代の返済と下宿をめぐる山嵐との衝突、バッタ事件の処分を決める職員会議まで、第7話は下宿で聞くマドンナの噂、清から届く長い手紙、駅と温泉帰りに坊っちゃんが目撃する赤シャツたちの姿まで、第8話はうらなりの延岡転任と増給をめぐる証言をたどり、坊っちゃんが赤シャツへ自分の増給を返上するまで、第9話はうらなりの送別会で校長や赤シャツの美辞麗句と宴席の乱れを目にし、坊っちゃんと山嵐がうらなりを守ろうと同じ側へ立つまで、第10話は祝勝会の行進と余興、生徒同士の大乱闘、新聞の虚報と山嵐への辞職勧告を経て、二人が赤シャツの動きを確かめるため七夜目まで角屋を見張るところまでを描きます。第11話は角屋から出た赤シャツと野だいこへの天誅、辞職と下宿への別れ、山嵐との上京、清との再会、街鉄の技手としての暮らし、清の最期と墓所までを描き、全編を完結させます。
AI生成・編集方針
原文の意味、人物関係、時代背景と核になる言葉を保つ対話方針を固定し、登録済み人物設定画を参照して、全ページを生成AIで制作しています。暴力や負傷は因果を残しつつ、接触や流血を直接描かない表現へ調整しています。
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