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やまなし 青い幻燈の表紙

やまなし 青い幻燈

原作: やまなし / 著者: 宮沢賢治

谷川の底に暮らす蟹の兄弟と父を通して、五月の恐怖と十二月の安らぎを二枚の青い幻燈として描く、宮沢賢治の幻想童話漫画。

2026-07-17完結短編

STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

小さな谷川の底で、二匹の蟹の兄弟は、正体のわからないクラムボンのことや、頭上を行き来する銀色の魚について話しています。五月の水には黄金の光が揺れる一方、兄弟の理解を越えた出来事が突然降りかかります。季節が十二月へ移ると、成長した二匹は月明かりの下で泡の大きさを競い、父とともに水面から来る新たな気配を追います。恐怖と安らぎ、生と死、光と匂いを、谷川の底から見上げる二枚の幻燈として描く物語です。

時代背景

原作は宮沢賢治が1923(大正12)年4月8日の『岩手毎日新聞』に発表した童話です。物語の場所と年代は明記されず、五月と十二月の谷川の底が舞台です。本漫画はその非特定性を保ち、大正期の童話挿絵を想起させるインクと水彩で、光・泡・鉱物・花・果実の比喩を視覚化しています。

注目点

  • 五月と十二月を二枚の青い幻燈として対照させ、同じ水底の色と空気の変化で兄弟の成長を見せます。
  • 鋼、水銀、黄金の網、ラムネ瓶、青い炎、金剛石という原文の比喩を、水中の光と影へ置き換えます。
  • 兄弟と父の会話は意味を保ったまま現代の漫画口調へ整え、固有の響きである『かぷかぷ』は残しました。
  • 水面の外を直接説明せず、蟹たちの低い視点から魚、鳥、花、果実を見上げる構図に統一します。

エピソード

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
やまなし
著者名
宮沢賢治
底本
「新編風の又三郎」新潮文庫、新潮社
初出
「岩手毎日新聞」岩手毎日新聞社、1923(大正12)年4月8日
入力者
蒋龍
校正者
noriko saito
著作権確認メモ
宮沢賢治の著作権保護期間が満了し、青空文庫で公開されている作品を対象としています。国立国会図書館サーチの連携書誌でも著作権保護期間満了を確認しました。
漫画化に使用した版
添付された青空文庫作成ファイル『やまなし』を使用し、同ファイルに記載された底本『新編風の又三郎』新潮文庫、新潮社、初出、入力・校正情報を最終クレジットへ収録しました。
AI生成・編集方針
原文の五月・十二月の二部構成、クラムボン、魚とカワセミ、樺の花、鉱物と月光、やまなしの香りを保ちつつ、会話は現代の漫画で読みやすい口語へ再構成しました。全22ページの文字を画像生成時に描画し、後から文字を合成していません。