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おじいさんのランプ 灯をわたす人の表紙

おじいさんのランプ 灯をわたす人

原作: おじいさんのランプ / 著者: 新美南吉

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約9分・28ページ

書店の倉で古いランプを見つけた東一は、祖父・巳之助からその来歴を聞く。暗い農村で育った孤児の少年が、ランプの光に未来を見いだし、やがてさらに新しい光と向き合う。新美南吉の童話を、現代の漫画読者に読みやすい台詞と独白で再構成した一話完結作品。

2026-07-16読切短編
全1話 おじいさんのランプ 灯をわたす人 2ページ
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勝手に持ち出しちゃだめだ。

でも……懐かしいな。

この読切は全28ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

書店の倉で古いランプを見つけた東一は、祖父からその来歴を聞きます。祖父・巳之助は日露戦争の頃、身寄りのない十三歳の少年として暗い農村に暮らしていました。人力車の先綱で初めて大野の町へ出た日、ガラスのランプの明るさに心を奪われます。光を村へ届ける商いで自立し、読み書きまで学んだ巳之助の前に、やがてランプより新しい電気が現れます。自分を救った仕事を守りたい思いと、世の中の進歩を受け入れるべきだという信念が衝突する、光と仕事と誇りの物語です。

時代背景

原作は新美南吉が1942(昭和17)年4月に書き、同年10月の第一童話集『おぢいさんのランプ』に収録されました。作中の回想は日露戦争期の岩滑新田に始まり、大野のランプ商いから電灯導入まで複数年を描きます。本漫画は知多半島の地理を踏まえ、回想前半を明治末期、外枠を昭和初期を想起させる視覚設定にしています。

テーマ

進歩と喪失誇りと執着自立学び世代継承

注目点

  • 古い台ランプを囲む祖父と孫の現在から、巳之助の少年期へ入る二重構成です。
  • 行灯、ガラスのランプ、電灯という三つの光を、暮らしと価値観の変化として描き分けます。
  • 方言の土地感を残しながら、長い語りを現代の漫画で読みやすい台詞と独白へ再構成しました。
  • 岩滑新田の暗い農村と、大野の商家が並ぶ海辺の町を、光量と画面密度の対照で見せます。

主な登場人物

新美南吉の童話「おじいさんのランプ」(1942年)の漫画版です。倉で古いランプを見つけた東一が、祖父・巳之助からランプ売りとして生きた若い日の話を聞きます。

東一
書店の倉で古いランプを見つけた少年。祖父にその来歴をたずねます。
巳之助
東一の祖父。身寄りのない少年時代、ランプの明るさに心を奪われ、ランプ売りとなって村に光を届けます。

『おじいさんのランプ』のよくある疑問

結末には触れていません

いつ頃の時代の話?

巳之助の若い頃は日露戦争の頃とされ、暗かった農村にランプが広まり、やがて電気が引かれる時代の移り変わりが描かれます。

作品のテーマは?

自分を救ってくれた仕事への誇りと、新しい時代を受け入れることの間で揺れる心です。「古いものにしがみつかない」生き方が問いかけられます。

『おじいさんのランプ』の作者は誰?

新美南吉(1913〜1943年)です。

『おじいさんのランプ』はいつ発表された?

初出は童話集『おぢいさんのランプ』有光社、1942(昭和17)年10月10日です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の28ページで、約9分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

電気が来たとき巳之助はどうした?

村に電気が引かれることになり、巳之助は一度は恨みを抱きます。しかし考え直し、池のほとりの木に売れ残りのランプをともして並べ、石を投げて一つずつ割っていきます。「世の中は進んだ」と商売をやめた巳之助は本屋になり、古い仕事にしがみついて世の中を恨む人にはなりたくなかったと孫に語ります。

作者・新美南吉について

1913〜1943年

愛知県半田出身の童話作家。十代から童話雑誌「赤い鳥」に作品を寄せ、人と動物の心の通い合いを描きました。二十九歳で亡くなりました。

主な作品:ごん狐、手袋を買いに、おじいさんのランプ

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青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
おじいさんのランプ
著者名
新美南吉
底本
「新美南吉童話集」岩波文庫、岩波書店
初出
童話集『おぢいさんのランプ』有光社、1942(昭和17)年10月10日
入力者
浜野智
校正者
浜野智
著作権・利用条件
新美南吉の著作権保護期間を経過し、青空文庫で公開されている作品を対象として、底本・初出・入力校正情報を記録しています。
漫画化に使用した版
添付テキストと青空文庫版『おじいさんのランプ』を参照。
AI生成・編集方針
原文の主要な意味、感情、出来事の因果を保ち、現代の漫画読者が一読で理解できる台詞・独白へ改稿したうえで、全ページの文字を画像生成時に描き込んでいます。
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