
桜桃
太宰治


STORY GUIDE
結末に触れない紹介です
朝、寝床で目を覚ました少女は、自分の顔や気分を嫌いながら一日を始めます。通学路、電車、教室、友人、買い物、母との食卓を通り過ぎるたび、心の中では自信と羞恥、反発と愛情がめまぐるしく入れ替わります。大きな事件ではなく、五月の光から夜の洗濯までを通して、ひとりの女生徒が自分自身と折り合おうとする一日を描きます。
原作は昭和期の太宰治による作品です。語り手が自分を飾りながら同時に傷つけていく独特の一人称を、表情、間、短い独白を中心にした漫画へ再構成しています。1939年の東京を背景に、女性の日記を着想源として少女の一日を一人称で描いた作品です。
太宰治が1939年に発表した短編「女生徒」の漫画版です。十四歳の女生徒が朝目覚めてから夜眠るまでの一日を、揺れ動く心の独白で描きます。実在の少女の日記をもとに書かれたことで知られる作品です。
結末には触れていません
太宰のもとに送られてきた、有明淑という少女の日記をもとに書かれた作品です。独特の少女の語りが、川端康成らに高く評価されました。
大きな事件は起こらず、五月の一日の中で、自信と羞恥、反発と愛情がめまぐるしく入れ替わる少女の心をたどる独白体の小説です。
太宰治(1909〜1948年)です。
初出は「文学界」1939(昭和14)年4月です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の32ページで、約10分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
一日の終わり、私は眠りにつきながら、明日もまた同じ日が来るのだろうと思い、「幸福は一夜おくれて来る」と考えます。そして自分を「王子さまのいないシンデレラ姫」にたとえ、「もう、ふたたびお目にかかりません」と読者に別れを告げて物語は終わります。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。