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どんぐりと山猫の表紙

どんぐりと山猫

原作: どんぐりと山猫 / 著者: 宮沢賢治

無料で読む

約8分・26ページ

不思議な葉書に招かれた一郎が、秋の森を抜け、山猫の裁判で「誰が一番えらいか」を争うどんぐりたちに向き合う幻想童話を、現代漫画の台詞で再構成した全26ページ。

2026-07-17読切短編
全1話 どんぐりと山猫 2ページ
試し読み・2ページ

まずは1ページ試し読み

山猫の裁判って、どんなだろう。

楽しみすぎて、眠れない。

この読切は全26ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。

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STORY GUIDE

作品ガイド

結末に触れない紹介です

ネタバレなしの詳しいあらすじ

土曜の夕方、一郎のもとへ山猫から奇妙な招待状が届きます。翌朝、胸を躍らせて谷川沿いの道を進む一郎は、栗の木や滝、きのこ、りすから食い違う道案内を受け、やがて黄金色の草地へたどり着きます。そこで待っていたのは、威厳を装う山猫と風変わりな馬車別当、そして「誰が一番えらいか」を決めようと騒ぎ続ける大勢のどんぐりたち。自然のリズム、言葉の反復、子どもの柔らかな発想が一つの裁判へ集まっていく、可笑しくも鮮やかな幻想童話です。

時代背景

原作は宮沢賢治の最初の童話集「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」に収められ、1924(大正13)年12月1日に刊行されました。物語の舞台は固有地名のない秋の山野です。本漫画では原文の植物や谷川、黄金の草地を手がかりに、大正期の岩手山間を思わせる服装と風景で視覚化しています。

テーマ

優劣と虚栄子どもの知恵自然との対話権威の可笑しさ

注目点

  • 下手な文字の葉書、方角の食い違う道案内、黒い森から黄金の草地へ抜ける旅を、色と画面リズムで追えます。
  • 威厳を見せたい山猫と、褒められるとすぐ喜ぶ馬車別当の可笑しさを、表情と間で膨らませています。
  • どんぐりたちの同じ主張が何度もぶつかる場面を、反復する構図と加速するコマ割りで漫画化しています。
  • 一郎の素直な発想が、権威や優劣の基準を軽やかに揺さぶるところが読みどころです。

主な登場人物

宮沢賢治の生前唯一の童話集『注文の多い料理店』(1924年)に収められた「どんぐりと山猫」の漫画版です。山猫から奇妙な裁判への招待状を受け取った少年・一郎が、「誰が一番えらいか」で争うどんぐりたちの裁判に立ち会います。

一郎
山猫から「めんどなさいばん」への招待状を受け取った少年です。
山猫
どんぐりたちの裁判を取り仕切る山猫。威厳を装っていますが、裁判に困り果てています。
馬車別当
山猫に仕える奇妙な男。招待状の書き手でもあります。
どんぐりたち
頭がとがっている者、丸い者、大きい者など、誰が一番えらいかで三日も争っています。

『どんぐりと山猫』のよくある疑問

結末には触れていません

招待状の文面は?

「かねた一郎さま 九月十九日 あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。あした、めんどなさいばんしますから、おいでんなさい。」という、誤字まじりのはがきです。

どこが見どころ?

栗の木や滝、きのこ、りすからの食い違う道案内、黄金色の草地での騒がしい裁判など、言葉の反復と自然のリズムが生む可笑しさです。

『どんぐりと山猫』の作者は誰?

宮沢賢治(1896〜1933年)です。

『どんぐりと山猫』はいつ発表された?

初出は「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社、1924(大正13)年12月1日です。

原文(全文)はどこで読める?

著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。

漫画は何分で読める?

読切の26ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。

結末・名場面の解説ネタバレを含みます。漫画を読み終えてから開くのがおすすめです

裁判はどう決着する?

一郎は「このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、いちばんえらい」という判決を山猫に勧め、どんぐりたちは黙り込みます。お礼に黄金のどんぐりをもらった一郎ですが、家に着くと普通の茶色のどんぐりに変わっていました。その後、山猫からの手紙は二度と来ませんでした。

作者・宮沢賢治について

1896〜1933年

岩手県花巻出身の童話作家・詩人。農業指導にも力を注ぎ、故郷を理想郷「イーハトーブ」として描きました。多くの作品は没後に広く知られるようになりました。

主な作品:銀河鉄道の夜、注文の多い料理店、風の又三郎、雨ニモマケズ

宮沢賢治の漫画をすべて見る(12作品)

青空文庫・原作情報

原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。

確認済み
原作名
どんぐりと山猫
著者名
宮沢賢治
底本
「注文の多い料理店」新潮文庫、新潮社
初出
「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社、1924(大正13)年12月1日
入力者
土屋隆
校正者
noriko saito
著作権・利用条件
宮沢賢治(1933年没)の著作権保護期間が満了した作品について、青空文庫作成ファイルをもとに底本・初出・入力校正情報を記録しています。
漫画化に使用した版
添付の青空文庫版「どんぐりと山猫」(新字新仮名)を使用。
AI生成・編集方針
原文の筋と自然描写、裁判の反復と結末を保ちつつ、セリフと独白を現代漫画向けに読みやすく再構成し、全ページを生成AIで画像化しています。
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