
千年後の世界
海野十三


井神陽吉は、風呂が好きだった。
昨日の銀座歩きが、まだ体に残っている。
昼湯なら、空いているだろう。
銀座通り
服部時計店
向井湯
サウナ付
電気風呂
牛乳石鹸
良質純良
この読切は全24ページ。続きは漫画ビューアで、スマートフォンでもそのまま読めます。
続きを無料で読むSTORY GUIDE
結末に触れない紹介です
昭和初期の銭湯・向井湯で、昼湯に入った男が電気風呂による感電を訴えます。単なる設備事故に見えた騒ぎの周囲には、女湯、天井裏、活動写真機、吹矢という不釣り合いな手がかりが集まっていきます。電気は本当に凶器だったのか。科学的な仕掛けと人間の思惑を切り分けながら進む、レトロな科学探偵サスペンスです。
原作は昭和初期に登場した海野十三の科学探偵小説です。当時新しかった電気設備や活動写真の技術を事件の仕掛けに据え、銭湯という日常空間が捜査現場へ変わる面白さを残しています。
海野十三が1928年に「新青年」へ発表した科学探偵小説「電気風呂の怪死事件」の漫画版です。昭和初期の銭湯・向井湯で、電気風呂に入った男が感電を訴え、不可解な死へつながる事件が起こります。
結末には触れていません
湯に弱い電流を流して体に刺激を与える風呂で、昭和初期の銭湯で流行しました。本作ではこれが事件の舞台装置になります。
女湯、天井裏、活動写真機、吹矢という不釣り合いな手掛かりを、科学的な知識で一つずつ結びつけていく過程です。
海野十三(1897〜1949年)です。
初出は「新青年」博文館、1928(昭和3)年4月号です。
著作権の保護期間が満了した作品で、青空文庫で原文を無料で読めます。このページの「青空文庫・原作情報」から図書カードへ移動できます。漫画は原作をもとにした翻案のため、台詞や構成が原文と異なる部分があります。
読切の24ページで、約8分が目安です(1ページ18秒で計算)。登録不要で無料で読めます。
電気風呂、吹矢、活動写真機はすべて樫田の計画でした。女湯を隠し撮りしようとした企みが、口封じのための殺人へとつながっていたのです。女装して逃れようとした樫田は、白昼の非常線に阻まれます。
原文・底本・校正情報を作品ごとに記録します。